『J-KIDS大賞2005小学校ホームページ・サミット』リポート

講演1「地域との連携 〜夏休みドキドキ学校」
清水 一豊 氏(東京都大田区立久原小学校 校長)



当日の様子 J-KIDS大賞2004で「東京都代表」に選ばれたときの推薦理由にもなっていた「保護者・地域とのつながり」をテーマに、清水校長のお考えや久原小学校の取り組みを、具体的な事例と共にお話いただきました。

夏休みになると、久原小学校では「夏休みドキドキ学校」(以下、夏ドキ)と称して、80以上もの「ワークショップ」が開催されます。
「地域力・家庭の教育力を育てたい。学校だけではなく、みんなで子どもを育てたい。学校という共有財産を活かしたい」という清水校長の考えの下で始まったこの活動は、「ワークショップ」というスタイルを通じて、子どもも大人も、お互いに学び合う・体験し合う・伝え合う場となっています。

夏ドキでは、久原小学校の先生方の他、事務員さん、PTAの方々、地域の方々等、さまざまな人たちが「先生」として登場します。さらに、事務局やスタッフとして、PTAの方々が積極的に運営に関わります。
各ワークショップの主催者や運営スタッフは、常に「子どもたちに何を伝えるか?」「子どもたちは何に興味を持つか?」「子どもたちのために、どんな+αの取り組みができるか」を意識しながら、各ワークショップの、あるいは夏ドキ全体の、企画・運営を行なっているそうです。
こうした大人たちの想いの下で、子どもたちは、体験や具体的な活動を軸にして構成された数々のプログラムに参加しながら、教科書には載っていない、学校という枠に囚われない、さまざまな価値観や経験を学んでいきます。

夏ドキの、これら一連の活動を学校外にまで広めていく手段のひとつとして、久原小学校のホームページを活用しています、と語る清水校長。
参加者の方々も「学校とは?」「ホームページとは?」と改めて考えるきっかけにされたようでした。

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主催: J-KIDS大賞実行委員会