第7回全日本小学校ホームぺージ大賞 みんなで応援しよう! J-KIDS大賞2009

コンセプト

J-KIDS大賞は、特に子どもたちの生活と密接に関係する学校ホームページの役割に注目し、その総合的評価と支援を目的として創案されたものです。

情報社会における学校とは、言い換えれば、日々膨大な知識や思念が行き交う情報拠点に他なりません。それぞれの学校が独自の教育活動を多様に展開し、児童生徒・保護者そして地域社会から活動に対する信頼と支持を獲得し続けるために、これら情報拠点は広く社会に対してひらかれることが求められており、情報発信手段としてのホームページの位置づけは、以前にも増して重要になっています。

この大賞の企画運営にあたって、私たちがまず世間に問うたのは、ユーザー側の視点からみた理想の学校ホームページ像でした。これをひとことで表せば、「子どもたちや保護者の生活や意識とともにあり、日々蓄積と相互作用を繰り返し、長きにわたって継承されてゆくページ」というものです。派手な内容はなくても、年輪のように刻まれた地道な更新の軌跡から、学校や子どもたちの雰囲気がそのままうかがえるようなページ作りを応援したい、人知れず頑張っている作り手に精一杯のエールを送りたいと願いが込められています。

さて、これまで数回の選考を通じ、私たちがこれまで以上に重要と認識しているのは、ホームページが率直に伝える「飾らない本当の学校の姿」です。

私たちが毎回の受賞校取材を通じて確信したのは、ホームページの受賞校はまた、実際にもきわめて優れており、魅力的な学校であるということでした。つまり、学校ホームページが学校の日常を映し出す鏡となることで、J-KIDS大賞は、単なるホームページのコンテンツ評価の領域を超え、学校の組織、経営、取り組み全般に対する表彰へと変わりつつあるということを示しています。

学校の顔となるホームページの潜在的な可能性は、まだまだ十分に見いだされているとはいえません。J-KIDS大賞は、今後とも各地での先進的な取り組みに学びつつ、コンテストとしてもより成熟させていきたいと考えています。

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