第7回全日本小学校ホームぺージ大賞 みんなで応援しよう! J-KIDS大賞2009

J-KIDS大賞2009表彰式の模様

2009年11月14日(土)。損保ジャパン本社ビルの43Fにおいて、J-KIDS大賞2009表彰式が開催されました。J-KIDS大賞の表彰式は必ず晴れるというジンクス通り、前日からの激しい雨も朝方にはあがり、青空が広がってきました。全国各地からベスト8、デジタルイメージ賞、グローイングアップ賞に選ばれた小学校の子どもたちや先生が集合!実行委員・選考委員や、協賛・協力企業、後援団体、選考にご協力いただいたボランティアの方々、マスコミの方々等、約140名ご列席の中、盛大な式となりました。


ベスト8・デジタルイメージ賞・グローイングアップ賞 表彰

14時の開会が近づくと、会場は自然と緊張感につつまれてきます。そして、アナウンスが「第7回全日本小学校ホームページ大賞 J-KIDS大賞2009表彰式を開催します。」と告げると、子どもも大人も背筋がぴんと伸び、いよいよだ!という雰囲気が漂います。J-KIDS大賞がどのようなコンテストなのか、どのような選考結果を経てベスト8や各賞が決まったのかが説明された後、いよいよベスト8、デジタルイメージ賞、グローイングアップ賞の表彰です。司会者が小学校の名前を呼ぶと、子どもたちは大きな声で返事をして席を立ちます。全員揃って壇上にあがり、選考委員から表彰状を受け取ります。少し緊張しながらも笑顔があふれる様子に、会場内の方々も笑顔となっていました。続いて、学校名が刻まれた記念クリスタル盾と、賞品目録が渡されます。表彰後の選考委員との記念撮影では、ちょっとホッとした表情も見られます。

ベスト8


宮城県代表
女川町立女川第六小学校

新潟県代表
新潟市立亀田東小学校

石川県代表
北陸学院小学校

奈良県代表
斑鳩町立斑鳩小学校

広島県代表
尾道市立土堂小学校

島根県代表
益田市立吉田小学校

鹿児島県代表
知名町立下平川小学校

鹿児島県(特別推薦枠)
鹿児島市立城南小学校






デジタルイメージ賞


滋賀県(優秀校)
高月町立高月小学校












グローイングアップ賞


静岡県代表
浜松市立大平台小学校












発表!
経済産業大臣賞・総務大臣賞・文部科学大臣賞・J-KIDS大賞

10校の表彰が終わったところで、いよいよ最終選考結果が発表されます。選ばれるのは4つの学校。大人も子どももドキドキしている様子が伝わります。まずは、経済産業大臣賞の発表です。
経済産業省の来賓が壇上で発表カードを開きます。ドラムロールが鳴り響き、発表! 「経済産業大臣賞は、宮城県代表 女川町立女川第六小学校!」2008年、2009年と都道府県代表校に選ばれ、今年はベスト4にあたる経済産業大臣賞を受賞しました。先生のとっても嬉しそうな笑顔が印象的でした。

総務大臣賞に選ばれたのは、新潟県代表の新潟市立亀田東小学校です。お揃いのブルーのチェック柄シャツを着た3人の男の子たちは、少し緊張しながらも嬉しさがにじむ表情でそれぞれ賞状やトロフィー、賞品目録を手に記念撮影を行いました。

文部科学大臣賞は、奈良県の斑鳩町立斑鳩小学校。発表とともに大きな歓声があがり、紺色の制服を着た女の子3人組が堂々とした様子で来賓から表彰状を受け取ります。思いがけない受賞に驚きながらも、うれしさをかくせない様子でした。

そして、最後にJ-KIDS大賞の発表です。村井実行委員長が学校名を呼び上げます。「J-KIDS大賞は……広島県代表 尾道市立土堂小学校です」。会場からは大きな拍手が沸きあがり、6年生の委員会メンバー2名が壇上にあがります。村井実行委員長が賞状を読む様子を子どもたちはじっと見ながら、やったぞ!という笑顔があふれます。そして、大川実行委員からトロフィーが渡されます。2006年デジタルイメージ賞、2007年ベスト8、2008年総務大臣賞を受賞し、今年は念願の大賞受賞。会場からは惜しみない拍手がおくられました。

経済産業大臣賞


宮城県代表
女川町立女川第六小学校






総務大臣賞


新潟県代表
新潟市立亀田東小学校






文部科学大臣賞


奈良県代表
斑鳩町立斑鳩小学校






J-KIDS大賞


広島県代表
尾道市立土堂小学校






講評:村井実行委員長

受賞校の皆さんおめでとうございます。全国の1,000人以上の人が選考し、19,000弱の小学校の中から選ばれた10校の皆さんは本当にすごいですね。ホームページは年々良くなってきています。コンピューター、インターネット、ホームページを考えたときに、J-KIDS大賞を通して新しい未来を作る力が生まれてきているなとひしひし感じます。

今年は7年目を迎え、J-KIDS大賞1年目の子どもは今年大学1年生になりました。7年間と聞くと一見長く感じますが、子どもの成長から見ればあっという間の時間ですね。開催当初のJ-KIDSの仲間たちはすでに日本の未来を担っているとはっきり言うことができます。学校、保護者、地域の心を一つにして新しい未来を作ることに貢献したいという想いを多くの皆さまに支えていただき実現させることができました。

今年のホームページ大賞で次の2つの力が強くなっているのを感じました。1つは一人一人の個人が何を、どうやって伝えるのか、心の表現の力です。これは政治、企業の世界であっても大事なことです。2つ目は新しいもの、新しいメディアを作り出す力です。これまでは絵を描く、写真を撮る、作文を書く、こういったことを組み合わせてホームページが作られていましたが、今年はホームページ自体がメディアのプロデュースになってきていると感じました。

これまでJ-KIDS大賞を支えてくださった全ての皆さまに心からの感謝を申し上げます。そして来年以降も大いにこのホームページ大賞に期待したいです。
最後にもう一度、受賞校の皆さまに心からのお祝いを申し上げます。

レセプションの様子

表彰式の後は、お祝いと交流のレセプションが開催されます。中島洋実行委員による乾杯のあと、会場では美味しい食事と飲みものを楽しみながら、子どもたちの恒例イベントとなっているJ-KIDS特製名刺による名刺交換が会場のあちらこちらで行われました。学校名と名前、顔写真シールを貼った名刺を子どもたちどうしはもちろん、実行委員や選考委員、表彰式スタッフとも交換。今までホームページを通じて知り合っていた子どもたちが初めて出会う場でもあり、ハンドルネームを聞いて挨拶する姿も見られました。

レセプション会場の真ん中のテーブルにはパソコンが11台設置され、各学校のホームページが紹介されています。子どもたちが自分たちのホームページを一生懸命解説する姿は、真剣そのもの。日々の取り組みの成果を、大いに参加者たちに紹介してくれていました。

そして、サプライズ企画としてビデオメッセージが会場内に映し出されました。なんと、上戸彩さんからのビデオメッセージです!
上戸彩さんから「受賞校の皆さん、おめでとうございます!19,000校のホームページの中から選ばれた皆さんはすごいですね。これからもホームページづくりがんばってください!」というメッセージ。会場内からは驚きの声が入り混じった歓声が上がりました。

今年も、表彰式・レセプションの様子がインターネットでライブ中継されました。受賞したときの感想、ホームページづくりで一番がんばった点、みんなに見てもらいたい部分など、ちょっと緊張しつつもインタビューに答えながら、メッセージを会場内外で見ている人に届けました。

そして受賞校のスピーチです。
はじめに、経済産業大臣賞を受賞した宮城県代表 女川町立女川第六小学校です。「地域、職員との“関わり”を大事にしてHPを作ってきました。18人の子どもたちはHPを通じて全国とつながることができました。」とは担当の先生。残念ながら来年閉校することが決まっている女川第六小学校ですが、確かな自信と人とのつながりが生まれた受賞に大きな拍手が寄せられました。

続いて、総務大臣賞の新潟市立亀田東小学校。先生方からは「多くの方が見てくださることが、受賞に結びつきました。つながりが生まれているのだと感じています。」「HPに取り組んできた先輩たちの姿に憧れて発信する子どもたちが毎年増えています。」とのコメント。子どもたちは「今年からは1〜4年生の様子を伝える活動も始めました。」「給食ブログでは美味しいという表現を使わずに、いかに美味しさを伝えるかを工夫しています。」「これからも後輩たちが憧れるような先輩としてがんばっていきたいと思います。」など、1年間の取り組みを紹介したり、来年への抱負を力強く表現してくれました。

次に文部科学大臣賞の斑鳩町立斑鳩小学校です。
担当の先生からは「まさか受賞とは夢にも思わなかったが、子どもたちの姿をこれからも伝えていきたい」と嬉しさにあふれた言葉が。「私たちの大好きなHPが全国で認められ、賞をいただけて誇りに思っています。ますますがんばりたいです。」との挨拶に続き、子どもたちが能の安宅(あたか)を立派に舞い上げ、会場からは盛大な拍手がおくられました。

そして、最後にJ-KIDS大賞の尾道市立土堂小学校です。「コミュニティスクールとして保護者、地域への情報発信に力を入れている」と校長先生より学校一丸となって発信に取り組んでいることが伝えられました。報道委員会の子どもたちは「受賞を早く親や、ブログを一緒に頑張っている皆に知らせたい」「休憩時間に他の小学校のブログにコメントし交流したりしている」と受賞の喜びや普段の学校の様子を話してくれました。そして担当の先生からの「先生、子ども、保護者皆で作りあげる理想のホームページを作ることができた。」「土堂小の伝統、子どもの頑張る姿や、周りで支える先生、保護者の姿を引き続き伝えていきたい。」という言葉に会場からは祝福の盛大な拍手がおくられました。


J-KIDS大賞の表彰式とレセプションも終わりの時間が近づき、大川恵子実行委員による中締めで幕を閉じました。記念撮影を行った子どもたちは、実行委員やスタッフに見送られながら笑顔で会場を後にしました。

7年目を迎えた今年の表彰式も、感動的で笑顔あふれる場でした。子どもたちにとって、HPづくりを通じてうまれたつながりや自信が、次の活躍の場でも大切に育まれるならば幸いです。
全国各地から参加していただいた受賞校の皆さま、ご出席いただいた皆さま、本当にどうもありがとうございました。

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