０３年度の選考作業では、どういうルールをもってホームページを作成し、運用しているか、その考え方について確認し、その上でデザインや内容の魅力を基準に選んでいった。その際、びっくりしたのは、デジタルカメラなどを使った画像情報の豊富さだった。デジカメとケータイ先進国「日本ならでは」の魅力が横溢していた。また、授業や校外活動の報告など、インターネットを通じてどこからでも「ネット参観」できる新しい教育環境の出現を思わせた。今年は、さらにホームページが「地域と学校」「先生と父兄」「日本中の先生同士」の情報共有や情報交流の場として、どのようにホームページが利用されるようになっているか、新しい教育の形を探るチャレンジに注目してみたい。ウエブログなどの「意見交換」の場所の設定やウエブカメラによるリアルタイムの情報交換など、新しい技術がどのように取り込まれて行くのか。技術やサービスが急速に進展する中で、どのようにホームページが成長し、これに関わる先生や児童が変わって行くのかも注目点だ。