
2008年12月6日(土)。損保ジャパン本社ビルの43FにおいてJ-KIDS大賞2008表彰式が開催されました。
この日は全国各地からベスト8、応援団賞、デジタルイメージ賞、グローイングアップ賞に選ばれた11校の小学校の先生、子どもたちが一同集結!実行委員・選考委員や、協賛・協力企業、後援団体、選考にご協力いただいたボランティアの方々、マスコミの方々等、総勢約200名ご列席の中、盛大な式となりました。今年は昨年に引き続き会場の様子をWebでライブ中継し、受賞された小学校関係者にも視聴していただきました。
表彰式前にフルートアンサンブル「LYNX」の生演奏。上品な音色が厳粛な雰囲気を作りだし、開会の時間が近づいていることを知らせます。自然と緊張感も高まっていきました。
いよいよ表彰式がスタート。選考経過の説明に引き続き、ベスト8、応援団賞、デジタルイメージ賞、グローイングアップ賞の表彰です。司会者が小学校名を呼ぶと、子どもたちは「はいっ!」と返事をして席を立ちます。少し緊張しながら選考委員から表彰状と記念クリスタル盾、賞品目録を受け取っていました。
ベスト8

埼玉県代表 寄居町立鉢形小学校
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神奈川県代表 横浜市立千秀小学校
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新潟県代表 新潟市立亀田東小学校
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愛知県代表 一宮市立瀬部小学校
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島根県代表 益田市立吉田小学校
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広島県代表 尾道市立土堂小学校
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佐賀県代表 伊万里市立黒川小学校
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熊本県代表 人吉市立中原小学校
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応援団賞
デジタルイメージ賞
グローイングアップ賞
続いて、経済産業大臣賞・総務大臣賞・文部科学大臣賞の発表です。
各省来賓の方から発表がされます。緊張感が一気に高まり、その中でドラムロールが鳴り響きます。
経済産業大臣賞に選ばれたのは、埼玉県代表の寄居町立鉢形小学校。代表校として4度目の選出であった今年、初めてベスト8に進出、そして経済産業大臣賞受賞となりました。先生方、子どもたちは発表を聞いて驚いた様子。壇上に立つ子どもたちはにこにこと笑顔を見せたり、少し戸惑いの表情を浮かべるなど三者三様の素直な気持ちが会場側に伝わってきました。いずれも愛らしい女の子3人の会場からも喜びの笑顔と、お祝いの拍手が送られました。
総務大臣賞は広島県代表・尾道市立土堂小学校。3度目の全国大会表彰となった今年、ついに総務大臣賞の受賞となりました。きりりとした制服の男の子2人が少し誇らしげに壇上に上がり、先生方は温かくその様子を見守りつつも熱心に写真に収めてらっしゃいました。子どもたちのホームページ作りへの参加などの他、洗練されたデザインが高く評価された土堂小学校。表彰式の思い出やその時収められた写真も素敵なページ作りに繋がっていけば嬉しいなと思います。
文部科学大臣賞は熊本県代表・人吉市立中原小学校。2006年のJ-KIDS大賞、2007年のベスト8入りに続いてこのたび文部科学大臣賞の受賞です。上位常連校の中原小学校ですが、これも一重に子どもたちの日々の更新、先生方のリレーブログや、見るものを楽しませるコンテンツの作成など、努力の賜物なのだと思います。3人の男の子たちの自信あふれる堂々とした様子が印象的でした。
そして、最後にJ-KIDS大賞の発表です。ドラムロールが響く中、村井実行委員長がついに学校名を呼び上げました。
「J-KIDS大賞は・・・愛知代表一宮市立瀬部小学校!」
その瞬間、会場からは「おぉ・・!」というどよめきと、大きな拍手が沸き上がりました。瀬部小学校は、2005年応援団賞、2006年経済産業大臣賞、2007年文部科学大臣賞を受賞、そして今年J-KIDS大賞を受賞されました!司会者の紹介の声もひときわ大きくなる中、子どもたち、先生が壇上に上がりました。涙を流して喜ばれる瀬部小の皆さんの姿はとても感動的で、会場全体が温かい空気に包まれた一時でした。
講評:村井実行委員長

受賞校の皆さんおめでとうございます。小学校の修業年数は6年間ですので、このJ-KIDS大賞も6年間を一区切りとして振り返る時期を迎えています。
6年目の今年、選考は非常に難しいものでした。以前はあった技術や情報量の差が小学校間であまりなくなってきているため、これまで以上にホームページの内容を評価する必要がありました。その内容とは「繋がり」「表現」「参加」の3つの要素です。保護者や地域、他の学校との繋がりがいきいきと感じ取れるか、学校の活動がきちんと伝えられていて、メッセージがはっきりしているか、子どもたちがホームページ作りに参加しているかを大事にしています。この3要素が揃う学校は年々増えているため、約18,000校の小学校ホームページから選ばれた皆さんは本当にすごいことです。私たち選考委員は学校の実力をまざまざと見せつけられ、たくましさを感じながらこれから7年目の新しい出発を迎えられます。そして、このJ-KIDS大賞の中から卒業生が生まれてくることを考えれば未来の社会がとても楽しみだなと思います。
J-KIDS大賞は開催当時から考えますと、支えてくださる方々が沢山に増えました。事務局、協賛・協力企業をはじめとする多くの人々に支えられてこのコンテストは続けられています。支援いただいている全ての方へ御礼申し上げます。
表彰式終了後はレセプションです。

乾杯の後は、待ってましたと言わんばかりに、J-KIDS特製名刺による名刺交換が行われます。子どもたち同士だけでなく子どもたちと実行委員・選考委員などとも積極的に名刺交換が行なわれていました。中には、初めて会うお友達に、寄せ書きや地域の名産を持ってきてプレゼントする子どもたちの姿がありました。とても初対面とは思えない子どもたちの笑顔、元気なパワーに周囲の大人たちも巻き込まれて、さまざまな交流が生まれていました。

子どもたちは、レセプション会場に設置してあるホームページ紹介用のパソコンから、早速、表彰式の様子や受賞の報告をブログに掲載していました。キーボード操作もお手のもの。パソコンを操り、情報を発信する子どもたちの頼もしい姿に直接触れて、将来を担う若い力への期待がますます高まる一日となりました。
今年も表彰式・レセプションの様子をインターネットでライブ中継を実施。子どもたちはマイクを向けられると、緊張の面持ちでインタビューに応えていました。緊張と喜びの様子は、地元で中継を見られている皆さんにきっと届いたことでしょう。

そして、受賞校挨拶では、先生や子どもたちがひとことずつスピーチを行います。笑いあり、涙ありのスピーチに、会場は温かい拍手で包まれました。
本年のJ-KIDS大賞は、感動のうちに幕を下ろしました。
このたびのJ-KIDS大賞2008が子どもたちにとっても心に残り、将来につながるコンテストであったならばうれしく思います。
受賞校の皆さま、ご参列いただいた皆さま、そしてJ-KIDS大賞を支えたいただいた皆さま、ありがとうございました。