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[大賞] 千葉県 印西市立大森小学校 訪問
大森小学校:
 澤田安男 校長  野田幸一 教頭  松本先生(情報教育担当)
インタビュー:
 豊福晋平(国際大学グローバルコミュニケーションセンター講師)


images_インタビュー/千葉県印西市立大森小学校大森小学校のある印西市は千葉県北西部に位置し、東京の都心からから電車で1時間。市の北部を利根川が流れ、北西部には手賀沼があり、自然林に代表される豊かな植生など、自然環境に恵まれています。

今年創立111年目、在籍児童数303人、各学年約2クラスの学校です。現在校舎を新築中で年内には完成する予定です。地元の方との交流もさかんで、餅つきや池の掃除など、地域ぐるみで活動をされています。

大森小学校を訪問した時、印象的だったのは、子供たちがみんな「こんにちは」と大きな声で挨拶をしてくれたことです。明るく元気で開かれた学校だと感じました。

ホームページを作ったきっかけは?

images_インタビュー/千葉県印西市立大森小学校松本先生:2001年頃印西市の小学校へコンピュータが導入され、当校へはクライアント20台、サーバ2台が配備されました。その際、ホームページを開設できる環境が提供されたのを受けて、自発的に小学校のホームページを立ちあげました。当初ホームページで使える容量は10MB程度で、体育・算数のコンテンツを公開しました。日記のコンテンツは2001年頃から始めました。

ホームページの開設当所、同僚の先生方の反応はいかがでしたか?

松本先生:当校は職場の雰囲気も良く、他の先生方は皆さん私の活動に理解を示してくれました。ホームページ開設に続いて、2001年職員室にLANを導入し、プリントサーバ、ファイルサーバを順に設置しました。機器は、私が個人のものを提供しました。そこで、ワークフローを構築したり、名簿、指導教育週案、提案文書のサンプルを提供したりして、パソコンを使うと便利になることを先生方に実感してもらいました。

ホームページが大きく変わったきっかけは何ですか?

松本先生:見る人にとって有益な情報を流したい、という気持ちがあり、他の学校や企業のホームページからヒントをもらいながら改良を続けました。2003年4月には、校長を含む教員4名で、ホームページ作成委員会を立ちあげて運営しています。

デジタルカメラはどのように使っていますか?

松本先生:児童用に8台、職員用に2台あります。デジタルカメラを個人で持っている先生も多く、ホームページ作成以外にも授業の調べ学習、文集作成にも使っています。文集では、子供たちに10年後の私というテーマでホームページビルダーを使って、コンテンツを作ってもらいました。

images_インタビュー/千葉県印西市立大森小学校images_インタビュー/千葉県印西市立大森小学校images_インタビュー/千葉県印西市立大森小学校

地域の特色や地域の方のホームページへの感想を教えてください。

澤田校長:子供のパソコン習熟度には地域差があり、この地域は際立って高いほうではありません。学校に入学して初めてパソコンに触る児童も多いのが実態です。しかし、この地域は新しいところと古いところが共存しており、学校自体も111年の伝統があります。保護者や地域の皆さんの小学校へ対する理解もあり、過大な要望、過激な要望はありません。ホームページについては、良いホームページだと評価していただいています。

ホームページの小学校における役割をどのように捉えていらっしゃいますか?

澤田校長:学校の大切な機能の一つとして、学校の中でやっていることを地域の皆さんに理解してもらうことがあります。理解してもらうには、映像は大変な力を持っています。小学校の活動を、文章だけでなく映像を通して伝える道具として、ホームページには大きな役割を期待しています。そうして「開かれた学校」を目指していきたいとかんがえています。
ホームページの運営については、特定の先生が勝手にやっているというのではなく、新しいことに対して前向きに取り組んでいる先生を職員室をあげて支援していくような雰囲気づくりに心がけています。学校はひとつの共同体ですから。私は、先生方とはよく話し合うようにしています。先生方のひとりひとりが輝けばいいなあと思っています。今回のJ−KIDS大賞受賞は、先生が一生懸命やってこられたことが、外から高く評価いただいた点で、大変うれしく思います。


ホームページができて子供たちに何か変化はありましたか?

松本先生:家でパソコンを買うことになりました。また、ホームページについて、子供たちがいろんなことを話してくれるようになりました。今回のコンテストは、情報教育の後押しになっていると思います。ホームページ自体は児童でなく教員が運営している訳ですが、児童への良い励みになり、もっと良いものを作ろうという意識が高まりました。例えば、体育で逆上がりを教える時、教える立場の先生が逆上がりのポイントを理解していないと子供たちに教えることができないように、ホームページづくりも、先生が使いこなせて初めて子供たちに教えることができるのです。そうした点で、今回のホームページコンテストは、間接的ではありますが、子供たちへの情報教育推進に役立っていると思います。また、外からフォーマルな場で、小学校の活動を評価してもらえるのは、小学生にとっても良い体験です。

ホームページの今後の課題は?

松本先生:発信した情報がどう受けとめられているのかもっと知りたいので、そのための方法を考えています。あとは、日記に天気も入れていきたいと思います。

今後の抱負は?

澤田校長:当校は、特色ある開かれた学校を目標としています。そのために、小学校のホームページは、有力な情報発信手段の一つであると思います。今回J−KIDS大賞を受賞できたことは、職員が一生懸命やっているのが評価された結果であり大変嬉しいです。今後は、子供たちの外部への情報発信についてもっと取り組んでいきたいと思います。

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主催: J-KIDS大賞実行委員会