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[優秀賞] 新潟県 新潟市立太夫浜小学校 訪問
太夫浜小学校:
 木村誠之 校長  山本政義 教務主任  片山敏郎 情報教育主任
 <児童> 石井くん 有田くん
インタビュー:
 豊福晋平(国際大学グローバルコミュニケーションセンター講師)


太夫浜小学校は、新潟駅からタクシーで20分、海を近くに臨む農村地帯の真ん中にある児童数281名の小学校です。古くからの農村部では子供達が減っており、子供たちの多くは、海沿いの新興住宅地から通っています。

ホームページを作ったきっかけは?

山本先生:2000年10月に新潟市内全小学校にインターネットが敷設された時に、ホームページをあわせて開設しました。市からは、できるところからやりなさい、という指示でしたが、片山先生と相談し、前向きにやろうということで始めました。まず最初にホームページ運営の「十の方針」を決めてから、コンテンツを作っていきました。メニューの全体構成は開設当時にほぼできあがっており、量はともかく、メニューは今とほとんど変わりません。

images_インタビュー/新潟県新潟市立太夫浜小学校images_インタビュー/新潟県新潟市立太夫浜小学校images_インタビュー/新潟県新潟市立太夫浜小学校

ホームページ開設当所、他の先生方や保護者の方々は理解を示してくれましたか?

山本先生:先生方からは、残念ながら最初はなかなか理解してもらえませんでした。一部のおたくがやっていると思われており、反対もなかったが、賛成もないという状態でした。保護者へもアンケートを取ったのですが、インターネット普及率がまだ低く、中には、インターネットの無い家庭はどうするんだ、というクレームもありました。その解決策として、小学校玄関にパソコンを設置し、小学校に来れば誰でも小学校のホームページが閲覧できるようにしたところ、保護者だけでなく、来訪者からも大変ご好評いただき、次第にホームページへの理解が広がっていきました。また、管理職の先生がまず理解協力してくれたこと、地域の保護者にIT関係の会社員がおり運営を支援してくれたこと、もあり今日まで続けることができました。

校長先生はホームページの取組をどのようにご覧になっていましたか?

木村校長:これからの教員にとって、情報教育と英語のいずれかのスキルは必要不可欠であると考えますので、ホームページの取組は応援しています。ホームページの内容をどんどん充実させていって欲しいと思います。

ホームページは、どのような方がご覧になっていますか?

山本先生:保護者や、教育関係者の方々に見ていただいているようです。特に保護者は、最新のトピックス、行事などをご家族でご覧いただいています。子供たちは、掲示板にも書き込んでくれます。

保護者から掲載してもらっては困るというコンテンツはありましたか?

山本先生:唯一あったのが、メダカの生息する場所を表示するのは止めて欲しいという要望でした。メダカを乱獲されては困るということで、これについては掲載を中止しました。それ以外は、掲載してもらっては困るというようなことはありませんでした。子供の個人情報保護については、新潟市で既に規定がありますので、それを遵守しています。子供の画像については、ファイルサイズを小さくし、画質を落として対応しています。

ホームページを開設してから、子供たちが変った、と感じることはありますか?

山本先生:見る人を考えて作成するという意識が生まれました。これは、校内で発表する場合と明らかに違います。例えば、ワールドカップのホームページづくりの時は、同世代の子供たちを意識してコンテンツを作成していました。子供たちが作ったホームページを相互評価させるようにもしていることも、見る人を考えて作成する意識向上に寄与しています。

images_インタビュー/新潟県新潟市立太夫浜小学校images_インタビュー/新潟県新潟市立太夫浜小学校images_インタビュー/新潟県新潟市立太夫浜小学校

卒業生の反応もありますか?

山本先生:特に、卒業して中学に通っている子供が励ましのコメントをくれたりしています。

優れたホームページを運営できているのはなぜですか?

山本先生:2000年インターネットにつながり情報化の環境が整っていたこと、ホームページ作成に熱心な先生がおり、またそれを支援する同僚・管理職がいたこと、2002年地域にブロードバンドが普及したことで、保護者の理解が一層進んだこと、などが大きいです。

J−KIDS大賞で表彰を受け、子供たちの反響はいかがですか?

山本先生:優秀賞を受賞したことは校長から子供達に報告してもらいました。低学年の児童は、ホームページを作っている5,6年生をうらやましいと思っており、一方で5,6年生にとって受賞は自信につながっています。自分達がホームページについて県内で負ける訳にはいかない、という意識が高まっています。

受賞した感想を聞かせてください。

児童:都会に勝てる武器=ホームページが、この田舎の新潟にもあるということがすごいです。ぼくたちのホームページづくりの努力が実を結びました。あとは、ベスト8など他の小学校のすごいホームページが見れたのが良かったです。

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今必要なものは何ですか?

山本先生:サーバーの運営管理において、専門家によるシステムのサポートが必要だと感じています。

最後に今後の抱負についてお願いします。

山本先生:まず、学校を理解を示していただけるような情報公開を行うために、保護者にご支援いただきホームページづくりを進めていきたいと思います。「開かれた学校」の一環として、学校のことは全てホームページで公開していきます。更に、子供同志の交流を支援するホームページづくりも目指したいと思います。

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主催: J-KIDS大賞実行委員会