第6回全日本小学校ホームぺージ大賞 みんなで応援しよう! J-KIDS大賞2008
J-KIDSひろば

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         【J-KIDS通信】(第2号)[2008/05/16]
        〜第6回全日本小学校ホームページ大賞〜
            http://www.j-kids.org/    
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こんにちは。はじめまして! J-KIDS大賞事務局の鳥光奈央子です。
J-KIDS大賞の事務局員となり2年目を迎え、小学校でいうと「2年生」になりました。皆さまはJ-KIDS大賞を知って、また携われて何回目になりますか?「今年からスタート!」という1年生の方から、「1回目からずっと見てますよ」なんていう6年生の方もたくさんいらっしゃるかと思います。

これまでのJ-KIDS大賞を踏襲しつつ改善を繰り返すことで子どもたちと同様、J-KIDS大賞も元気に成長しています。1年生から6年生の方までどうぞこれからも温かく見守っていてください♪

▽目次
★1★ 都道府県代表選考状況報告
●2● 事務局だより
▲3▲ J-KIDS大賞ホームページの秘密!?(2)
◆4◆ 07年度受賞校(新潟市立亀田東小学校)訪問記(下)

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★1★ 都道府県代表選考状況報告
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5月2日(金)から、選考ボランティア約1600名により評定が開始
されています。本日で2週間経過した時点で、現在36%の進捗です!
ボランティアの皆さま、ありがとうございます。6月前半まで選考が
続きますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

*J-KIDSサイトトップページでは、選考の進捗状況が「選考のようす」
 で一目でわかるようになっている他、「1000名の選考ボラン
 ティアのおすすめホームページ」で今年度からボランティアの皆さま
 がおすすめする小学校ホームページが随時紹介されるようになって
 います。ぜひぜひご注目ください!

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●2● 事務局だより
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J-KIDS大賞事務局の下川です。
今年もよろしくお願いいたします。

みなさん今年のGWはいかがでしたか?
私は一次選考スタート直前のGW前半、東北に出かけました。
あいにく前日の大雨で桜はかなり散っていたものの数年ぶりに会えた
友人と楽しく過ごしましたが、その時に彼女から、5歳になる子供を
どこの小学校に入学させようか早くも悩んでるという話を聞きました。

もちろん幼稚園に行くとお母さん同士で情報交換がされるそうですが
どうしても噂が先行してしまう部分もあるうえ、自分達は今の地域で
生まれ育ったわけではないので余計に不安が募るとのこと。
最近はあちこちの小学校ホームページを覗いていて、児童達の写真や
全体の雰囲気から学校の楽しさが伝わってくるホームページがあると
つい見入ってしまうそうです。
地域にとって学校が、そして学校にとってホームページが果たす役割は
とても大きいのではないかと感じたひとときでした。

今年はどんな小学校ホームページに出会えるのでしょうか。
楽しみにしながら評定に励んでいます。


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▲3▲ J-KIDS大賞ホームページの秘密!?(2)
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J-KIDS大賞公式サイトの製作をお願いしている、
株式会社スペースポートの上田さんに、サイト製作の裏側や今年の
サイトデザインのコンセプトなどについて3回にわたってご説明
いただきます。今号は2回目の掲載です。

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みなさんは、自分がどんな小学校で過ごしたか覚えていますか?
J-KIDSの公式サイトの写真が、子ども時代を思い出すきっかけになれば
嬉しいのですが・・

第1回のJ-KIDS大賞の終了後、私たちスタッフは受賞した小学校の取材
に伺いました。仕事でもなければ、なかなか小学校を訪れることはない
もので、しばし仕事を忘れて、自分の小学校生活を思い出す時間と
なりました。ずらりとならんだ靴箱、校庭で遊ぶ生徒たち、教室に
かかった習字や絵、休み時間に聞こえる歓声・・賞をとった小学校は
どこも、子どもが学び、遊ぶ場として大切な何かをちゃんと持っている
と感じました。

先生と生徒に信頼関係があり、学校と地域の信頼関係もある。そんな
学校だからこそ、情報公開の場でもあるホームページがいきいきとして
くるのだと思います。学校の中を散策し、先生のお話を伺いながら、
J-KIDSサイトでも、そんな元気な学校の姿をありのままに伝えたいと
いうことに自然に発想が向かいました。

そんなわけで、第2回目からのJ-KIDSサイトの主役は学校生活の写真、
ということになりました。いきいきとした小学校生活の一端を見ている
だけで、ちょっと元気な気持ちになれたりするものですよね。
これからも、いろんな小学校の様子をJ-KIDS大賞のサイトで紹介して
いけたらと思います。

<上田壮一:クリエイティブ・ディレクター>

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◆4◆ 07年度受賞校(新潟市立亀田東小学校)訪問記(下)
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昨年度のJ-KIDS大賞で経済産業大臣賞を受賞した、新潟市立亀田東小学校
の訪問記をお送りします。今回はその後半になります。

*実行委員会事務局員が08年2月1日に同校にお邪魔しました。
 この訪問記は、J-KIDS大賞のサイトにも写真入りで掲載されています。
 http://www.j-kids.org/archive/archive2007/hiroba/interview2007_01.html

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J-KIDS大賞2007
経済産業大臣賞 新潟県 新潟市立亀田東小学校
亀田東小学校:野川彰夫校長、鷲尾健仁教諭、児童
取材:J-KIDS大賞実行委員 豊福晋平、J-KIDS大賞実行委員会事務局


<現場から 鷲尾健仁先生へのインタビュー>
 〜 うちの学校は地域一番だ、という思いを載せて

Q.ホームページを担うきっかけが、「悔しい思い」だったと
  伺いました。
 
僕はここ亀田に生まれました。3年前に地元に戻り、本校に赴任した初日で、いい学校に来たなと感じました。職員は校章が入った名札を付けるのですが、その姿が格好良く見えたのを、今も覚えています。
ところがしばらくして、保護者からのクレームが多いことに気づいたの
です。保護者の中には僕のかつての同級生もいますから、酒の席でざっ
くばらんに話すこともあります。そんな際には「なぜあの行事がなくなっ
たの」とか「ああいうとき学校は何を考えているの」とか、尋ねてくる
わけです。僕は「君たちが考えているほど、うちの学校は悪くないし、
絶対にこのエリアでは一番の学校だ」と言いたい気持ちにあふれていま
した。学校が誤解されていることに、悔しい思いを抱いていたのです。
学校の真の姿をもっと知って欲しい、そう願っていたときに、ホームペー
ジの担当を打診されました。しかし、僕はこれまでホームページを作成
した経験が全くありませんから、自己の負担を考え、とても無理だと断
わりました。けれども前任の校長からは「学校のことが見えていないか
らこそ沸き起こるクレームが多い。
技術的な課題をクリアして、どんどん情報を開示して、学校に届くクレー
ムを、質の高い、建設的なものに変えて欲しい」と言われ、やってみよ
うと決意したのです。 

Q.技術的なことはどのように学ばれたのですか?

近隣のホームページを手掛けている学校に聞きに行っては、情報教育部
の職員と、ああだこうだ言いながら更新していったという状況です。
そんな私たちの姿を見て次第に情報委員会の子どもたちから、ホームペー
ジをつくりたいという声が上がったので、一緒に情報発信をしていく体
制へとシフトしていきました。もっとも初めは、ホームページビルダー
でやっと1ページつくったのに、その記事はもう
半年以上前のものだったとか、リンクが全部はずれていたとか、失敗も
ありました。やがて子どもとのやりとりから、「これって何かな」
「ブログじゃない?」「これなら作文感覚でできそうだね」という声が
上がったんです。そこで僕はブログを研究することを約束し、子どもた
ちは下級生に委員会への入会のプレゼンテーションをする際に「今年は
ブログに挑戦します」と宣言した。それが、今日のかたちのベースとな
りました。 

Q.子どもたちに自主性があり、スムーズに活動に入ったように見受け
  られます。
 
他校との交流も自然発生でした。初めの数ヶ月は「先生、コメントって、
なかなかつかないもんだね」と言っていたのですが、やがて委員会の
子どもの親御さんとか、友達からコメントが入るようになりました。
そしてある日突然、愛知県の学校からコメントが届いたのです。「先生、
どこかの学校からコメントが来ているよ」「なんて読むんだろう」など
と大騒ぎしたものですが、それが昨年の経済産業大臣賞を受賞した瀬部
小学校でした。子どもたちも交流をきっかけに、他校のホームページを
見るようになり、比較しながら「うちは写真よりも文章で伝えたい」と
か、「新潟ならではの記事にしなきゃ」など、亀田東小ならではのホー
ムページのかたちをイメージできるようになっていったようです。ブロ
グに関しては、制度上は試験的なスタートでした。
子どもたちもそれを知っており、何か問題が起きたら新潟市の全部の学
校でブログができなくなってしまう、自分たちはお手本にならなきゃい
けない、広げなければならない、という気概で取り組んでいました。

Q.今後の展望・目標を教えてください。
 
最も気にとめているのは、いかにして残していくか、ということです。
僕らは転勤することが前提ですが、担当者がいなくなったらおしまい
ではなく、後に引き継ぎ残せるようなホームページに育てなくてはなり
ません。それがこの学校の、そして地域の財産になると考える
からです。特に僕は生まれ住む故郷ですから、あいつがいなくなったら
終わっちゃったということだけは避けたいという思いが、一層強くある
のです。そのための技術的なことでは、HTMLとブログの部分を上手く使
い分けることでしょう。具体的な取り組みは、これからの課題です。

<ホームページづくりに参加しています。情報委員会のみなさんより>
 〜みんな挨拶できて友達思い!

「亀田東小は、一人ひとりの心がやさしくて、元気いっぱいな小学校で
す」
「1年生から6年生まで、みんなで一緒に遊べるのがいいところ」
「自分のことばでいろいろな人に伝えられるホームページは、楽しいっ!」
「表彰式で、交流していた学校の友達と会えたのがうれしかった」
「クラスの友達に意見を聞いたりして、わかりやすい文章をめざしています」
「『東っ子ブログ』を見てください」
「面倒くさがらずに、毎日続けることが大切」
「たくさんの人が見てくれる、楽しいブログをつくってみたい」
 
  〜亀田東小の皆さま、取材へのご協力誠にありがとうございました。
   次号では、昨年度の総務大臣賞を受賞した島根県の
   益田市立吉田小学校の訪問記をお送りします。お楽しみに!

では、また来週、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

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