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J-KIDS大賞2004とは?
J-KIDS大賞2004に参加するには?
J-KIDS大賞2004 選考経過と結果
J-KIDSひろば
豊福晋平実行委員コラム
第7回 私達が共に創る学校へ
「今年のJ-KIDS大賞の運営は、昨年度の倍にあたる1,000名超の方々に支えられています。みなさん、参加されたきっかけはそれぞれだと思うのですが、その意気込みには並々ならぬものを感じます。教育・福祉といえば比較的地味な領域なので、これほどに学校教育に対する興味関心が高いとは、私にとっては本当に嬉しい誤算でした。この前向きな姿勢は、かならずや学校をよりよいものへ変えるだろうと思うのです。
しかしながら、一方で、近頃の学校や行政側はどうかというと、ある時は超然と高圧的に見え、ある時は批判におびえて頑なになっているようにも見えます。一介の市民として、こうした学校のちぐはぐな対応や態度をみるにつけ、なにか釈然としないものを感じます。そんなことをしていて、学校は本当に立ちゆくのだろうかと。学校はいったい誰のために存在し、何を気にして運営され、誰から力を得なければいけないか、そんなことをいちど立ち返って考える必要があるのではないでしょうか?
地域の学校とは、もちろん、国や企業の望む人材を育成する機関と考えるのは古過ぎますが、かといって、もっぱら関係者のために奉仕する機関と捉えるのも狭すぎるように思います。もし、学校が限られた保護者と児童生徒のみを相手にする場所になれば、外から力を借りることはできなくなるからです。地域との連携が積極的に模索される今、地域にとっても、学校運営側にとっても、保護者や児童生徒にとっても、そのような閉鎖志向は決して良い答えをもたらさないでしょう。
とすれば、いま私達が取り組まねばならないのは、「私達が共に創り支える学校」を実現することではないでしょうか?その第一歩として、地域に対して情報的にもひらかれた状況を、ホームページを通じて実現すること、まずは学校の事をよく知ってもらう事がJ-KIDS大賞の大きなねらいでもあります。ここに結集したさまざまな思い、我が子を気にかける保護者として、母校を愛する卒業生として、あるいは地域社会の市民として、学校の事を真剣に考えたいという皆さんの意志や期待が、大賞の活動を通して全国の学校に届くことを願っています。
主催: J-KIDS大賞実行委員会