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J-KIDS通信

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         【J-KIDS通信】(第5回)[2005/06/17]
          〜全日本小学校ホームページ大賞〜
            http://www.j-kids.org/
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こんにちは。J-KIDS大賞事務局・片桐実也子です。
もうすぐ父の日! この日に「父親参観」を行う小学校も少なくないようです。
他にも、春の運動会、修学旅行、プール開き・・・などなど。梅雨の時期にも
関わらず、学校行事は盛りだくさん!
選考しているボランティアからは、「同じテーマでもいろいろな見せ方がある
ものですね!」という感想が聞こえてきました。なるほど、そういう視点でホ
ームページを見ることができるのも、J-KIDS大賞ならではの楽しみですね!

では、今週のJ-KIDS通信も張り切ってまいりましょう!

▽目次
■■■コラム:豊福晋平実行委員が行く!
★★★J-KIDS大賞2004・受賞校インタビュー
●●●J-KIDS大賞事務局便り
◆◆◆おしらせ

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■■■コラム:豊福晋平実行委員が行く!(第5回)
「キーワード『つながり』について」
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学校教育とインターネットの研究を専門とし、J-KIDS大賞実行委員のお一人で
もいらっしゃる、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教授
・豊福晋平先生のコラムです。

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学校ホームページの動向を追いかけていて気付いたことですが、ホームページ
の成長にはある種のパターンが存在しそうです。このパターンは段階的で、あ
る段階をクリアしないと先に進めないような性質を持っています。
今週の「J-KIDS大賞事務局便り」の中で、村井先生がたとえでよくお話しされ
る「踏み台」の話が出てきますが、ホームページ運営も一段高いところに上が
ると、見えてくる新しい世界があります。

J-KIDS大賞の県代表選考の基準には、複数の投稿者、多様なフィードバック、
PTA・ボランティアとの連携といった、比較的難易度の高い項目が含まれて
います。これらは、学校の様々な「つながり」が最大限活かされることで社会
的価値が向上する、という考えに基づくものですが、それなりに学校側にも下
積みがないと到達できないものです。

保護者や地域を学校の教育活動に巻き込むのは簡単なことではありません。周
囲が学校に良い印象を持つ人ばかりとは限らないからです。
ただ、普段の学校の様子が頻繁に伝えられていれば、多くの人々は学校の姿勢
に理解を示すでしょうし、協働の実績や成果がオープンな形で残れば、一時の
イベントで終わることなく、学校のカラーとして馴染んでゆくことでしょう。

夏休みに保護者地域とワークショップを連日開催する学校、あるいは、技量を
持つ大学生がホームページ制作を手助けするケースなど、わくわくする話題に
出会えることが、選考評定中の私達の何よりの楽しみでもあります。
各地の様々な取り組みがホームぺージを通じて相互に刺激をし合い、つながり
あうことで、学校がもっともっと元気になってくれたらと思います。


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★★★J-KIDS大賞2004・受賞校インタビュー(第5回)
−準優勝:熊本県代表 球磨郡相良村立相良南小学校
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昨年度のJ-KIDS大賞2004で、ベスト8および特別賞を受賞された小学校に、ホ
ームページへの思いや、受賞後の感想を伺っています(お返事をいただいた順
にご紹介していきます)。

今回は、昨年度のJ-KIDS大賞2004で、見事、準優勝に選ばれた、球磨郡相良村
立相良南小学校の元ホームページ担当の溝口博史先生と、現ホームページ担当
の梅山邦宏先生にお話を伺いました。

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授賞式からはや半年が過ぎようとしていますが、今でもあの新宿の損保ジャパ
ンビルでの表彰式の感動が忘れられません。授賞式での子ども達のうれしそう
な顔、受賞校インタビューでの緊張、今でもはっきり覚えています。

受賞の後しばらくは、県のテレビや新聞、ローカル雑誌の取材が続きました。
準優勝という栄えある賞をいただいたことで、子どもをはじめ、保護者の方々
に喜んでいただくことができました。「地域と学校をつなぐ窓」としての学校
ホームページ作りを目指している我々としては、まずそのことがなによりあり
がたいことでした。
「学校のホームページをみらんばんけん、パソコン買うたばい」(学校のホー
ムページをみなきゃならないから、パソコンを買ったよ という方言)
と何人もの保護者から言われました。
本当にうれしいことです。これからもガンバらねば、という気持ちになます。

自分達の学校のホームページは日本でNo.2だ、ということは、子ども達の
自信にもなりました。
自信というのは意欲につながります。この意欲をきっかけにこれからもいろん
なところでがんばってくれればと思います。

また、年度が替わり、昨年度評価された点は維持しながら、よりよいホームペ
ージを目指して、毎日試行錯誤を繰り返しています。
具体的には、先に述べましたように、「地域に密着した情報とは何か」・「蓄
積された情報を生かすにはどうすればよいか」を考え、毎日掲載内容や構成を
変化させ地域の反応を探っています。
実際には保護者や知人に「南小のホームページにどんな感想を持っていますか」
と尋ねることが多いです。
今は、「ホームページに対する地域の生の声を聴き、それを反映したページ作
りまた声を聴く」の繰り返しにより、より地域に密着したものにしたいと更新
も頻繁に行うように心がけています。

★球磨郡相良村立相良南小学校


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●●●J-KIDS大賞事務局便り(第5回)
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J-KIDS大賞事務局の黒木です。昨年に引き続き、事務局をつとめさせていただ
きます。よろしくお願いします。

ボランティアの方、一次選考作業お疲れ様です。1校1校調べていくことは、
大変な作業と思います。そんな時、すばらしいホームページに出会うと、疲れ
も吹き飛んでしまいますよね。

J-KIDS大賞での評定を行っていると常々感じることがあります。それは、J-KI
DS大賞の実行委員長でもある村井純先生がよくお話しされる「インターネット
は、踏み台の様なもの」ということです。
インターネットだけでは何の役にも立ちません。でも、踏み台のように使い方
を工夫すると、手が届かなかったところに手が届くようになります。
ホームページの活用も、まさに踏み台の工夫の1つですね。

J-KIDS大賞の1年目は、多くの小学校のホームページが、パンフレットのよう
に学校の写真をトップページに表示していました。
でも最近では、ホームページの使い方を工夫している学校が増えてきています。
伝えたいことを、トップページの一番見やすい場所に配置する。
修学旅行の子供たちの様子を、リアルタイムで伝えている。
子供たちの作品を、子ども自身のコメント入りで紹介する。
両親より遠くに住むおじいちゃんやおばあちゃんの方が、孫たちのことを良く
知っている、という話もすばらしいことです。

道具を使いこなす工夫を考えましょう。また、使うためのルールも必要です。
インターネットは無限の可能性を秘めています。世界中の人がつながっていま
す。そして、世界中の物がつながる世界も、すぐそこに来ています。
子供たちにこの可能性を体感してもらい、すばらしい未来を切り開いていただ
きたいと思います。これこそが、J-KIDS大賞の理念と考えます。
今年もよろしくお願いします。


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◆◆◆おしらせ
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★『J-KIDS大賞2005 小学校ホームページサミット(情報教育研修会)』を
 開催します!

来る8月5日(金)〜6日(土)、J-KIDS大賞2005の一環として、
 『J-KIDS大賞2005 小学校ホームページサミット(情報教育研修会)』
を開催します。(開催地:東京都内)

この会では、講演や分科会を通じて、ノウハウ等の情報収集・意見交換を行っ
ていただこうと考えています。また、研修会開催後は、J-KIDS大賞公式サイト
等を通じて、結果報告と共に情報発信を行なっていく予定です。
学校の先生に限らず、小学校ホームページに関わっている方なら、どなたでも
参加できますので、ぜひ奮ってご参加ください。

開催要領は、近日中に、J-KIDS大賞公式サイト上でご案内いたします。
どうぞお楽しみに!!

では、また来週、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

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□ J-KIDS通信 〜全日本小学校ホームページ大賞〜
■ http://www.j-kids.org/
□ 編集・発行元    :J-KIDS大賞実行委員会事務局
■ 配信ペース     :毎週金曜日
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