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J-KIDS通信

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        【J-KIDS通信】(第16回)[2005/09/30]
          〜全日本小学校ホームページ大賞〜
            http://www.j-kids.org/
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こんにちは。J-KIDS大賞事務局・片桐実也子です。
愛知万博が閉幕しました。J-KIDS大賞のブースにも、たくさんの方々が足を運
んでくださったと聞きます。どうもありがとうございました!
もしかしたら、愛知万博の会場から応援団賞の投票をしてくださった方も、い
らっしゃるかもしれませんね! 気になる応援団賞発表まで、今しばらくお待
ちください。

それでは、今週の【J-KIDS通信】も元気いっぱいでまいりましょう!

▽目次
■■■小学校ホームページサミット・レポート
▲▲▲プロに聞きました。
★★★J-KIDS大賞2005・県代表校からのメッセージ
●●●J-KIDS大賞事務局便り
◆◆◆おしらせ

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■■■小学校ホームページサミット・レポート(第6回)
【分科会1−B】制作組織体制・決裁等について
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8月5日(金)−6日(土)に行なわれた「小学校ホームページ・サミット」
の模様をお伝えします。
さらに詳細な内容は、後日、J-KIDS大賞公式サイト上でご紹介します!
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8月5日(金)。3つの講演を終えた後、今度は2つのグループに分かれての
ディスカッションです。まずは、【分科会1−B】にお邪魔してみました。

【分科会1−B】におけるテーマは、「制作組織体制・決裁等について」です。
「ホームページ担当である自分が、取材から制作までひとりで担当している。
できる限り更新を続けたいからこそ、やはりひとりでやるのには限度があるよ
うに思う。ぜひ他校の先生方のご意見を伺いたい」
ある先生のこんな問題提起から、分科会がスタートしました。

まずは、参加された校長先生に、管理職の立場からご意見を伺いました。
「小学校ホームページは、担当者の個人ページではない。学校経営でいちばん
大事なことは何なのか? 学校のために、ホームページ上で何を伝えるのか?
そのために、先生方ひとりひとりが、こういうふうにしたい、という目標を明
確に持ち、管理職と話し合いながら、互いに理解を深め合う必要があるのでは
ないか」とのアドバイスに、他の先生方の表情も自ずと引き締まります。
また、別の校長先生からは、「ホームページが果たす意義・役割を考えると、
担当者ひとりではとてもできないと思ったので、体制を見直すと共に、職員の
意識改革を図った。ホームページ上で学校に関する情報を公開することの重要
性を、管理職がいかに理解し、先生方への理解・協力を促すか、はポイントだ
と思う」とのご意見がありました。

具体的な事例として、昨年度の受賞校の先生から「昨年度のJ-KIDS大賞の受賞
をきっかけに、学校内でのホームページに関する位置づけや役割を見直そうと
いうことになった。管理運営規定を作成し、会議体や記事情報の収集・取材に
関する依頼方法を明確にしたことで、今まで以上に先生方の協力を得られやす
くなった」とのお話がありました。これには、コーディネータの豊福先生も
「まずは規程ありきのホームページが多い中で、この小学校の例はまさに理想
的な形ではないか」とコメントされていました。

他にも、「立派なホームページになればなるほど、次の引き受け手がいなくな
る恐れがあるので、あえて技を使わず、できるだけシンプルなつくりを心がけ
ている」「パソコン操作の得意ではない先生を巻き込むために、手書きメモを
もらって、その内容をできる人が入力している」「教頭先生の理解とアイディ
アに後押しされ、先生方や保護者からのリクエストによって記事を作成してい
るような感じ」、「大きな自治体だからこそ、『こうしたい』をはっきり持っ
ている人が、もっと働きかけをしていく必要があるのでは?」等の意見が寄せ
られ、その度にどの先生も大きく頷いていました。


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▲▲▲プロに聞きました。(第5回)
「未来へつながるホームページ」
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「プロは、どうやってホームページをつくっているんだろう?」
その素朴な疑問を解決するために、J-KIDS大賞公式サイトの制作を担当してい
る佐味千珠子さんに、お話を伺っています。今回が最終回です。
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−学校も、そういう意味では日々の繰り返し、積み重ねですよね。

そうですね。学校ホームページは、学校の現在と今までの記録として利用され
ることが多いと思います。毎日の地道な繰り返しが蓄積されることで、見えて
くることも少なくないはずです。
過去のアーカイブ(蓄積)は、これまでの軌跡であり、「ありがとう」という
気持ちを抱く場でもあるのですが、そこで立ち止まっては、過去を振り返るだ
けに終わってしまう気がします。やっぱり、未来へとつながっていかないと。

−今年のJ-KIDS大賞では、小学校ホームページを語る際に、「つながり」とい
うキーワードが多々出てきていますが、「未来へつながる」という感覚は、今、
初めて聞いた気がします。

先ほどの話ではないですが、子どもの憧れの気持ちは未来へつながるんですよ
ね。学校で学んだこと、経験したことは、未来の自分につながるはずです。

体験は可能性を生みます。外の世界を知ることで、世界が広がるし、改めて中
の良さに気づくこともある。
学校の先生方は、日々、子どもたちの体験の場に居合わせているんですよね。
子どもたちの未来へつながる現場にいる。
現場にいる人だからこそ、伝えられることがあると思います。

私自身、自分が関わるプロジェクトは、なるべく現地へお邪魔するようにして
います。その現場に立ち会いたい。実際に体験したい。体感したい。
間接的に知り得た情報を単に伝えるのは簡単ですが、自分が体験していないこ
とを伝えるのはとても難しいと思うのです。だからこそ、時間の許す限り足を
運ぶようにしています。

−読んでいる側にも、伝える内容だけでなく、その内容を伝えている人の気持
ちがわかってしまうときがありますよね。

そうなんです。だからこそ、直接話を伺ったり、実際にその場にお邪魔して感
じる、例えば“涙があふれるほどの熱い気持ち”を、どうしたらリアルに伝え
られるか、常に意識しています。
その熱い気持ちをリアルに伝えるために、「ホームページでどうやって表現す
るか?」を考える。つまり「伝わるデザイン」をつくるためにできることは何
か、を考えるのです。
「いかにわかりやすく伝えるか?」と「いかにここでしかできない表現ができ
るか?」、相反しそうな2つの視点の中で試行錯誤し続けます。

小学校のホームページでも、きっと同じだと思うのです。
コンテンツの内容を重視するとともに、その内容を「いかにわかりやすく伝え
るか?」を実現するために、最低限の見やすさは必要だと思います。
「わかりやすく、子どもを飽きさせない」ことに関しては、先生方はプロです
から、むしろこちらがいろいろと教えていただきたいくらいです。

−では最後に、学校ホームページに携わる方々へのメッセージをお願いします。

ホームページの向こうに学校があり、子どもたちや先生がいるように、ホーム
ページの反対側には、見てくれている人がいます。
続けるからこそ見えてくるものがあると思います。学校の今と、積み重ねによ
る過去と、子どもたちの可能性=未来と。
ホームページを通じて、ぜひ多くの方々にその姿を伝えていただければ嬉しく
思います。

−佐味さん、お忙しい中、本当にどうもありがとうございました!


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★★★J-KIDS大賞2005・県代表校からのメッセージ(第6回)
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J-KIDS大賞2005で、見事!県代表校に選ばれた全51校に、喜びの声・意気込
みを伺いました。(お返事をいただいた順にご紹介しています)
各小学校のホームページは、J-KIDS大賞公式サイトの以下のページからご参照
ください。

■J-KIDS大賞公式サイト(決定!県代表校)

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★愛知県代表:一宮市立瀬部小学校
瀬部小学校のホームページは、パソコン委員会の児童やPTAの熱心なボラン
ティアの方々と協力して作ることが出来たことや、「せべっこ日記」を通じて、
他校とのやり取りが出来たことが受賞につながったと思います。

★長野県代表:塩尻市立塩尻西小学校
毎日の地道な更新の積み重ねを評価していただけたことを職員一同嬉しく思っ
ています。児童・保護者の皆様はもちろん、卒業生や地域の皆様にも喜んでい
ただけるよう、さらに内容を充実させていきたいと考えています。

★特別推薦枠:相模原市立橋本小学校
特別推薦枠で推薦していただいたことを大変光栄に思います。全国450校の
県優秀校を代表する気持ちで、これからも毎日更新します。

★静岡県代表:浜松市立積志小学校
光栄です。本校は7名のホームページ作成委員がいて交代でアップしています。
今年からはブログも開設して子どもたちも発信しています。職員と子どもの集
大成のホームページが選ばれたことがうれしいです。

★宮城県代表:仙台市立東仙台小学校
日頃の積み重ねの成果が認められて嬉しく思います。リアルタイムが第一と考
えてきましたが、余裕ができたらWebデザインにもこだわっていきたいと思い
ます。まだまだ追加したい内容がありますがので、少しずつアップしていきま
す。

★北海道代表:斜里郡斜里町立峰浜小学校
山村留学児童の確保と発信する学校を目ざしている本校ホームページが北海道
代表校に選ばれ大変光栄に思います。「知床」の世界自然遺産登録と嬉しいニ
ュースが重なりました。全校児童20名、職員、地域保護者も喜んでいます。

★宮崎県代表:宮崎市立学園木花台小学校
代表に選ばれ職員一同大変喜んでいます。5年前よりホームページ作成に取組
み少しずつ積み上げてきた結果を評価頂き、これからの更新の励みになりまし
た。今後も本校の取組や行事等の情報発信を充実させてたいと思います。

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受賞校のみなさん、本当におめでとうございました!


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●●●J-KIDS大賞事務局便り
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J-KIDS大賞事務局の黒木です。事務局3年目となります。
今年のトピックは、何と言ってもJ-KIDSサミットの開催です。教育現場で活躍
されている方々にお集まりいただいての研修会として参加者を募集したところ、
20名の定員はすぐに埋まりました。先生方の学校ホームページへの取り組み
も、年々熱が入っているようです。

今回のサミットで特に良かったことは、先生方の横のつながりができたことで
す。小学校は市区町村立中心のため、他の都道府県の方との接触はあまり無い
と聞きました。ホームページに携わる方々が一同に介して、同じ喜びや悩みを
共有できたことは、本当に良かったと思います。

技術的な攻略本やネット情報は多々ありますが、小学校のホームページ運営と
いう特殊な状況を理解し合い、情報共有することはなかなかありません。20
名の先生方だけにとどまらず、全国の先生方に情報を共有していただくべく、
本メルマガでもご紹介しておりますし、J-KIDSのサイトでもご紹介する予定で
す。ご期待ください。

現場の先生方の少しでもお役に立てたらと思い、事務局でもさまざまな検討を
行なっています。皆様からのご意見も、ぜひいただきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。


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◆◆◆おしらせ
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★応援団賞投票:受付終了!★

全国大会選考にノミネートされた県代表校等51校のホームページの中から、
一番応援の多かった小学校1校が選ばれる「応援団賞」。
9/25(日)24:00を以って、J-KIDS大賞公式サイト上での投票受付を
終了しました。どうもありがとうございました。
なお、「応援団賞」の発表は、来月、ベスト8や特別賞と同時に行ないます。
どうぞお楽しみに!

では、また来週、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

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□ J-KIDS通信 〜全日本小学校ホームページ大賞〜
■ http://www.j-kids.org/
□ 編集・発行元    :J-KIDS大賞実行委員会事務局
■ 配信ペース     :毎週金曜日
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□  件名を「配信停止」としてご連絡ください。
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