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J-KIDS通信

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         【J-KIDS通信】(第8回)[2005/07/08]
          〜全日本小学校ホームページ大賞〜
            http://www.j-kids.org/
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こんにちは。J-KIDS大賞事務局・片桐実也子です。
昨日の七夕は、曇りでしたね。雨は降らなかったけれど、織姫と彦星は無事に
会えたでしょうか?
先日、とある場所で見つけた七夕飾りに「ごりらになりたい」と書いてある短
冊を見つけました。
さすがにごりらにはなれないかもしれないけれど、子どもが望み願う未来がで
きる限り叶う世界であることを、願わずにはいられません。

さて、本日の「J-KIDS大賞」も、元気良くまいりましょう!

▽目次
■■■コラム:豊福晋平実行委員が行く!
★★★J-KIDS大賞2004・受賞校インタビュー
●●●J-KIDS大賞事務局便り
◆◆◆おしらせ

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■■■コラム:豊福晋平実行委員が行く!(第8回)
「インタフェースとナビゲーション」
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学校教育とインターネットの研究を専門とし、J-KIDS大賞実行委員のお一人で
もいらっしゃる、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教授
・豊福晋平先生のコラムです。

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先週は「学校ホームページにおいては、まだデザインを厳しく問う段階ではな
い」と書きましたが、デザインと容易に切り離せないのがインタフェースとナ
ビゲーションの問題です。こちらはホームページの運営効率やユーザーの利用
頻度に直接影響するので、いいかげんに考えると後がつらくなります。

インタフェース・ナビゲーションとは、ページを移動するためのボタン配置や、
自分がホームページ上のどこに位置しているのか知るための表示レイアウトの
ことを指します。
例えば、ナビゲーションが下手なサイトは、ユーザーがホームページを見てい
るうちに、自分がどの画面を見ているのか、どの画面を見ればいいのか、がわ
からなくて、迷ったり、いらいらしたりすることになります。
これらは、家電製品のスイッチやリモコンのレイアウトなどにも共通する課題
で、実はいくつも専門書が出版されるくらい奥の深いものです。

たとえば、俗に「2クリックの法則」と言われるものがあります。これは、ト
ップページから必要な情報に到達するまでに2クリック以上必要だと、大半の
ユーザーは面倒になって、それ以上画面遷移するのをあきらめてしまう、とい
うものです。階層を深くし過ぎると、下階層のページを更新しても誰も気付か
ず、見てもらえない、ということが起こり得ます。

トップページメニューの作り方も意外に重要です。トップにたくさん項目を並
べれば、一見にぎやかになりますが、目的の情報を発見するのが大変になりま
す。逆に、まとめすぎてもページがすっきりし過ぎて、ユーザーの目を楽しま
せる要素が減ってしまいます。
これらはホームページの規模によっても異なるので、試行錯誤しながらちょう
ど良い案配を知る必要があります。

J-KIDS大賞で賞にノミネートされている学校は、掲載内容が豊富なホームペー
ジばかりです。それぞれがどのように配置を工夫しているか、いろいろ比較し
ながら参考にしてみてはいかがでしょうか。


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★★★J-KIDS大賞2004・受賞校インタビュー(第8回)
−ベスト8:岩手県代表 水沢市立黒石小学校
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昨年度のJ-KIDS大賞2004で、ベスト8および特別賞を受賞された小学校に、ホ
ームページへの思いや、受賞後の感想を伺っています(お返事をいただいた順
にご紹介しています)。

第8回目の今回は、水沢市立黒石小学校の情報教育担当、菊池貴彦先生にお話
を伺いました。

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2003年岩手県代表。2004年全国ベスト8という賞をいただきました。
本校は、ホームページを公開するにあたり、「保護者の皆様が、家庭や仕事場
からでも子ども達の様子がよく分かるように」というコンセプトで、行事の様
子や子ども達の作品等を電子アルバム形式で入学年度からホームページ上に蓄
え、一人一人の子どもの成長を振り返ることができるようにしてきました。
しかしながら、インターネットが家庭に十分普及していないという地域性があ
り、ホームページ公開とインターネット普及率の低さに大きな違和感を覚えて
今日まできたというのが正直なところです。

そこで、2004年12月に全保護者を対象として、携帯電話によるネット接
続がどれほど進んでいるのか調査を行いました。すると、本校では、パソコン
よりも携帯によるネット接続が大きく進んでいることが判明しました。
「保護者の手の中に子ども達の様子を伝えたい」という強い思いのもと、20
05年度は、携帯対応のホームページを作成しました。

さらに、各学級でつける学級日誌を携帯やパソコン上から見ることができるよ
うな試みもはじめました。
子ども達が毎日放課後に入力し、子ども達の言葉によって発信される日誌は、
学級の様子を伝える手段として非常に有効です。
また、学校外部評価の公表も始めました。

2005年度は新たな試みの下、パソコンや携帯を通して、保護者に有益な情
報を発信し続けます。


★水沢市立黒石小学校


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●●●J-KIDS大賞事務局便り(第8回)
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J-KIDS大賞事務局の横関です。今年より、事務局を務めさせていただきます。
よろしくお願いします。

現在事務局では一次選考の結果を精査し、県代表校・県優秀校を決定しようと
しているところです。なにぶん初めての作業のため四苦八苦していますが、一
次選考をしていただいた方々とHPを作成した各学校の「思い」をできるだけ
生かすように心がけて毎日がんばっております。

さて、その二次選考ではいくつかの視点を追加して評定しているのですが、そ
れによって、思ったより低い評定だったり、あるいは思いのほか高い評価につ
ながったりと、その都度ダイナミックな変動が起こってきます。
そのような変動を見ていると、「学校に係わるすべて人たちを満足させ得るよ
うなHPを作る難しさ」をつくづくと感じます。

そんな中で、高い評価を得ているホームページも確かに存在します。そういっ
たホームページは、本当に内容が多岐に渡って充実しており、思わず選考作業
も忘れて見入ってしまいます。

皆さんの「思い」がどのような結果になったか、発表を楽しみにしてください。


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◆◆◆おしらせ
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●『J-KIDS大賞2005 小学校ホームページサミット(情報教育研究会)』
 参加者募集定員まで残りわずか!

来る8月5日(金)〜6日(土)に開催を予定しております、
『J-KIDS大賞2005 小学校ホームページサミット(情報教育研究会)』に対し、
多数のお申し込みをいただきまして、本当にどうもありがとうございます!

おかげさまで、定員枠まで残りわずか、という状態です!
先着順で定員になり次第、締め切らせていただきますので、ご興味のある方は
どうぞお早めにお申し込みください。
※詳細は、J-KIDS大賞公式サイト(http://www.j-kids.org/)をご覧ください。

なお、当日の様子は、J-KIDS大賞公式サイトやメールマガジンを通じて、ご紹
介する予定です。どうぞ楽しみにしていてくださいね!

では、また来週、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

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□ J-KIDS通信 〜全日本小学校ホームページ大賞〜
■ http://www.j-kids.org/
□ 編集・発行元    :J-KIDS大賞実行委員会事務局
■ 配信ペース     :毎週金曜日
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□  件名を「配信停止」としてご連絡ください。
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