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J-KIDS通信

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        【J-KIDS通信】(第14回)[2005/09/16]
          〜全日本小学校ホームページ大賞〜
            http://www.j-kids.org/
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こんにちは。J-KIDS大賞事務局・片桐実也子です。
お待たせしました! 県代表校に続き、今度は県優秀校が発表になりました。
受賞された小学校のみなさま、本当におめでとうございます☆
気になる県優秀校の詳細は、J-KIDS大賞公式サイトをご覧くださいね!

■J-KIDS大賞2005公式サイト(目で見る選考結果 県代表・県優秀校)

それでは、今週の【J-KIDS通信】も、運動会のように元気良くまいりましょう!

▽目次
■■■小学校ホームページサミット・レポート
▲▲▲プロに聞きました。
★★★J-KIDS大賞2005・県代表校からのメッセージ
●●●J-KIDS大賞事務局便り
◆◆◆おしらせ

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■■■小学校ホームページサミット・レポート(第4回)
【講演4】「ホームページ運営の留意事項〜キッズgooの事例から」
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8月5日(金)−6日(土)に行なわれた「小学校ホームページ・サミット」
の模様をお伝えします。
さらに詳細な内容は、後日、J-KIDS大賞公式サイト上でご紹介します!
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翌6日(土)。サミット4つめの講演では、「ホームページ運営の留意事項〜
キッズgooの事例から」というタイトルで、NTTレゾナント株式会社の関
博康氏にお話しいただきました。

「安全・安心・役に立つ」+「エンターテイメント性」をキーワードに、子ど
も向けポータルサイトとして2001年からスタートした、キッズgoo。
そもそも、なぜキッズgooを始めることになったのか? その理由を、関さ
んは「大人でも使いこなせないインターネットを、これから世間のルールやマ
ナーを学ぶ立場にある子どもたちが使いこなせるか? インターネットならで
はの出来事に対処できるか?、という懸念があったから」と言います。

キッズgooの過去4年間の運営からわかったこととして、「子どもは自分た
ち向けのコンテンツではないと判断した途端、その先を見てくれなくなる。そ
の代わり、自分が参加できていることを実感すると、繰り返し反応を示してく
れるし、呼びかけにも答えてくれる純粋さがある」と説明。
だからこそ「小学4年生以上の漢字にはルビを振る」「親・先生向けのコンテ
ンツは分ける」「キャラクターや呼びかけの言葉を活用することで、子どもに
親しみを感じさせる」等、至るところで細やかな工夫を凝らしている、とお話
しくださいました。

また、「キッズgooでは、やってみよう!、もう一度チャレンジしよう!、
という気持ちを持たせつつ、子どもたちが自分で考える余地を残すようにして
います。また、パソコンを離れての現実の体験が大切だと考えているので、子
どもたちが夢中になりすぎないような仕掛け作りを心がけています」と関さん。
先生とは違う場所から、子どもたちを見守っている大人がいることを実感して、
お話を伺っているだけでなんだか嬉しくなってきます。

最後に、キッズgooが得たホームページ運営のノウハウの中から、先生方へ
のアドバイスとして、関さんは以下の2つを挙げられました。
 ◎ホームページを公開する目的は何なのかをはっきりさせること。
 ◎誰に対して、何を見せて(伝えて)いくかを決めること。
「これらを明確にした上で、ホームページを作る側は内容の見せ方や更新頻度
など運用方法を考えていけばいいのです。目的によっては一般的なサイトで求
められる更新頻度など、それ程気にする必要はないのかもしれません」と総括
されました。
ホームページ運営のプロフェッショナルから直接お話を伺える貴重な機会だっ
たためか、質疑応答の際には、先生方からも活発に質問が飛び出していました。

●キッズgoo


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▲▲▲プロに聞きました。(第3回)
「持続し、受け継がれていく想い」
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「プロは、どうやってホームページをつくっているんだろう?」
その素朴な疑問を解決するために、J-KIDS大賞公式サイトの制作を担当してい
る佐味千珠子さんに、お話を伺っています。
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先生方もきっと、どんなホームページをつくるか、という意見をまとめるとこ
ろまでは問題ないのだと思います。
ところが、いざホームページを作るとなると、何から手をつけていいか、どう
やって作ったらいいのか、というところで戸惑ってしまう方も少なくないのか
もしれません。
せっかく学校として良い取り組みをされているのに、学校の外に伝わらないの
は、もったいないですよね。ぜひホームページを活用して、日々の学校の様子
を伝えていただけたら、と思います。

ホームページの実際の作成に関しては、必ずしも担当の先生がひとりで全部を
作る必要はないと思っています。
もしホームページの作り方がわからないのであれば、例えば地域の中で詳しい
人に協力してもらうのも、ひとつの手ではないでしょうか? もしかしたら、
そこからまた新しい試みが生まれるかもしれません。

いろいろな人の協力を仰ぐ上で必要なのは、「何のためにつくっているのか」
「何をつくりたいのか」の方向性がブレないようにすることと、企画段階での
熱い想いを、周囲の人たちに伝えること、だと思います。
特に、想いの温度差をどう縮めていくか、は難しい問題ですよね。

−私もよく悩みます。どんなジャンルであっても、起こり得る話ですよね。

そうですね。仕事を進める上での、永遠のテーマかもしれません。
当然、メンバーが変化すれば、新しい風が入ります。表現の変化が生じます。
でも、想いが同じであれば、ベクトルは変わらないんです。

企業のホームページと学校ホームページは、少し違うと思うんです。関わる人
が変わっても学校が続いていくように、作る人が変わっても、見る人が変わっ
ても、学校ホームページは可能な限り持続するし、脈々と受け継がれていく、
息の長いプロジェクトだと思います。
だからこそ、関わる人すべてに想いが伝わるように、目指す方向性がブレない
ように、持続のための確認作業が必要になってくるのです。(次回に続きます)


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★★★J-KIDS大賞2005・県代表校からのメッセージ(第4回)
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J-KIDS大賞2005で、見事!県代表校に選ばれた全51校に、喜びの声・意気込
みを伺いました。(お返事をいただいた順にご紹介しています)
各小学校のホームページは、J-KIDS大賞公式サイトの以下のページからご参照
ください。

■J-KIDS大賞公式サイト(決定!県代表校)

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★岡山県代表:倉敷市立連島南小学校
都道府県代表に選ばれ、正直、驚きでいっぱいです。子どもたちの行事や生活
の様子を少しでも多くの方に見ていただき、親しみをもってもらえるページを
目指し更新してきたことを評価していただいてとてもうれしいです。

★大分県代表:日出町立日出小学校
選出ありがとうございました。本校では、IT初心者を含めた全教職員が、ペー
ジを担当し、作成しています。学年・学級ページでは子どもたちの日常の様子
を見ていただけると思います。校長先生の写真日記も好評です。

★富山県代表:南砺市立福野小学校
近隣の学校が学校ホームページに力を入れ始めているにもかかわらず、県代表
となれたことは大変うれしいことです。そして、自分たちの取り組みが認めら
れたことは、大きな自信になります。

★岩手県代表:水沢市立黒石小学校
3年連続で県代表に選出されたことを大変光栄に思います。今年度は、ホーム
ページの内容をさらに充実させました。子ども達の活動や成長過程がよく分か
る、新鮮な情報を常に発信し続けたいと思います。

★岐阜県代表:多治見市立池田小学校
まさか2年連続で県代表に選ばれるとは思ってもおりませんでした。全校児童
数300人程度の学校でありながら、夏休み期間中、児童数を超えるアクセス
数があります。これもいつもみて下さる方があってこそだと思います。今後と
も本校のホームページをよろしくお願いいたします。

★和歌山県代表:御坊市立藤田小学校
過去2年間「県優秀校」に選ばれ、さらに3年目「県代表校」に選んでいただ
き光栄です。本校のホームページは、保護者や地域の方々に子ども達の学習の
様子を紹介するために運営しております。受賞したことが地方紙で紹介された
こともあり、保護者や地域の方々から喜びの声も寄せられています。自分のこ
とのように喜んでくださっているのが嬉しくてたまりません。

★石川県代表:北陸学院小学校
3年連続選んでいただきありがとうございました。多くの方の応援、県代表は
大きな励みになります。これからも「今、知りたいことやお伝えしたいこと」
を発信するホームページを目指し、児童の生き生きした活動を紹介していきま
す。

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受賞校のみなさん、本当におめでとうございました!


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●●●J-KIDS大賞事務局便り
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J-KIDS大賞のもうひとりの立役者。それは、日本の小学校ホームページを全部
見るために、一次選考にご協力くださっているボランティアのみなさんです。
小学校の先生方からも、「選考ボランティアの方から見た、小学校ホームペー
ジの魅力って何ですか?」というご質問をいただくことがあります。
そこで今回は、選考ボランティアのおひとり・ゆかりんさんにインタビューし
てみました。
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−今までにゆかりんさんが見た小学校ホームページは、1,000校を下らな
いと伺っています。ゆかりんさんから見た小学校ホームページの魅力とは、何
でしょう?

一番の魅力は「人を惹き付けるための知恵と工夫」ですね。
普段ホームページを見るときって、必ず「これが知りたい」「新しい物が欲し
い」などの動機がありますよね。それに対して、名前も場所も知らない小学校
のホームページに、何の縁もない自分が夢中になってしまうのは、人を惹き付
ける知恵と工夫があるからなんだと思います。
例えば校歌の紹介ページに、歌詞だけではなく楽譜や音声が一緒になっている
ときは、つい最後まで聞いてしまうんです。
各小学校のそういった知恵と工夫は、大変勉強になりますし、感心しています。

−ゆかりんさんが、特に気になって見てしまう記事はありますか?

私がじっくり見てしまうのは、「教育目標」ですね。
J-KIDSのボランティアをする前は、「公立の小学校の教育目標なんて、どこで
も同じ」と思っていたんです。でも実は、学校によってそれぞれ違うし、個性
に満ち溢れていることがわかりました。「もし私が小学生なら、ぜひこの小学
校に通いたい」と思うことも、少なくないんですよ。
自分の人生観と照らし合わせていろいろと考えさせられることもあり、つい見
ている時間が長くなります。

−今年、選考をされて、過去2回と比べて変化を感じる部分はありますか?

ホームページの技術が、急速に進んでいると感じます。今年は、動画を使って
いる小学校がかなり増えました。
今後も新しい技術がどんどん取り入れられると思いますが、「小学校らしさ」
「子供らしさ」は、ぜひ残して欲しいですね。

−もしご自分がホームページ担当の先生、もしくは小学生だったら、ホームペ
ージ上でどんなことをしてみたいですか?

私が小学校の先生だったら、動画技術を使ってクラブ活動や行事の映像を載せ
たいですね。また、もし自分が小学生で、自分の作品がホームページに載って
いたら、みんなに自慢すると思います。

−小学校ホームページは、今後どんなふうになっていくと思いますか?

「とことん紹介する」小学校と「最低限の事項だけ紹介する」小学校の二極化
が進んでいると感じます。また、都会の小学校では、「個人情報保護」や「防
犯」のために、画像を小さくしている学校が増えました。
その一方で、今年は「ネチケット」について掲載している小学校が多くなって
きています。今後、より良いホームページが増えることを願っています。

−ボランティアを代表して、ぜひ応援メッセージをお願いします。

今回、県代表、県優秀校に選ばれなかった小学校の中にも、とても素晴らしい
ホームページが数多くありました。今後も、各小学校の「らしさ」を大切にし
て、充実したホームページの運営を続けてください。楽しみにしています。


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◆◆◆おしらせ
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★「応援団賞」投票受付中★・・・9/25(日)24:00まで!

みなさんは、もう応援団賞に投票されましたか!?
県代表校等51校のホームページの中から、あなたが応援したい小学校を1校
選んで、J-KIDS大賞公式サイト上から投票してください。一番応援数の多かっ
た小学校1校に「応援団賞」をお贈りし、表彰式にご招待します。

■J-KIDS大賞公式サイト(応援しよう!あなたの県代表校)
 ※投票はおひとり1回のみとさせていただいております。

元気いっぱいの子どもたちの声が、思わず聞こえてきそうな51校。いずれも
甲乙付け難い状態ではありますが、どうぞ応援の程よろしくお願いします!


では、また来週、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。


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□ J-KIDS通信 〜全日本小学校ホームページ大賞〜
■ http://www.j-kids.org/
□ 編集・発行元    :J-KIDS大賞実行委員会事務局
■ 配信ペース     :毎週金曜日
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