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J-KIDS通信

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        【J-KIDS通信】(第15回)[2005/09/22]
          〜全日本小学校ホームページ大賞〜
            http://www.j-kids.org/
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こんにちは。J-KIDS大賞事務局・片桐実也子です。
全国大会も、いよいよハイライト!
「応援団賞」の投票受付は、連休明けの9/25(日)24:00までとなっ
ております。清く正しく励ましの1票、どうぞよろしくお願いします☆

今週の【J-KIDS通信】は、連休と連休の合間ということで、いつもよりちょっ
と早めにお届けします!

▽目次
■■■小学校ホームページサミット・レポート
▲▲▲プロに聞きました。
★★★J-KIDS大賞2005・県代表校からのメッセージ
●●●J-KIDS大賞事務局便り
◆◆◆おしらせ

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■■■小学校ホームページサミット・レポート(第5回)
【講演5】「ホームページ制作におけるディレクションについて」
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8月5日(金)−6日(土)に行なわれた「小学校ホームページ・サミット」
の模様をお伝えします。
さらに詳細な内容は、後日、J-KIDS大賞公式サイト上でご紹介します!
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いよいよ、サミット最後の講演です。最後に、クリエイティブ・ディレクター
の上田壮一さんに、「ホームページ制作におけるディレクションについて」と
いうテーマでご講演いただきました。

「『ディレクション』とは、プロジェクトの全体像を把握つつ、みんなで話し
合ったり、各分野の専門家であるメンバーに方向性やディテールを伝えたりし
ながら、出来上がりイメージに近づけていくことです」
上田さんは、そう説明します。
「何かを始めるときに人が集まると、『どんなものをつくるか?』『どういう
ふうにつくるか?』から始めがちですよね。でも、最も大切なことは、『なぜ
つくるのか?』です。『Why(なぜ)』が決まると、『What(何を)』
や『How(どうやって)』が、どんどん出てきます。また、それぞれの役割
分担もはっきりして、みんなが自律的に動けるようになります」
だから、企画段階に時間をかけてしっかり話し合うと、その分、ディレクター
も楽になるんですよね。
そう少し声を潜めて笑う上田さんは、まるで秘密を打ち明ける少年のようです。

「なぜ」が決まると、次は「どんなホームページを作るのか?」というイメー
ジを考えます。メンバーにイメージを伝える方法として、上田さんはよく絵本
を使うそうです。
「絵本って、ホームページに似ていませんか? 表紙があって、何だろう、と
ページをめくる=ボタンを押すと、次の画面が現れて、話が展開する。全体の
印象、雰囲気、色使い、さらにページをめくったときの『うわあ』という驚き
や感激、といった『感覚』を、絵本を使って伝えることができるんです」
この方法を使えば、子どもたちを巻き込むこともできるかもしれませんよね?、
という上田さんの言葉に、先生方はすかさずメモを取ります。

では、映像やWebプロジェクトのディレクターとして10年以上活躍されて
いる上田さんが、実際にインターネットを使ったプロジェクトを進める上で意
識されているのは、一体どんなことなのでしょう?
「それは、『つながり感』『ひとの気配』『情報受信(情報発信だけでなく)』
『ライブ感』の4つです」と上田さん。
そして、上田さんが今までに手がけられた数々のプロジェクトの中から、「オ
ルカライブ」「先見日記」を紹介。実際に見てみながら、前述の4つのキーワ
ードが具体的にどのような形で実現されているか、解説されました。
「『なぜホームページを作るのか?』という目的はまったく違うけれど、ちゃ
んと4つのキーワードに当てはまることがおわかりいただけるかと思います。
ホームページの向こうに、作っている誰かがいる。同じページを見ている誰か
がいる。そのリアルにつながっている感じをどのように表現するか、を常に意
識しています」

「お金がなくても、技術がなくても、工夫次第で面白いHPはいくらでもつく
れます。そのためにも、『なぜ?』を常にみんなに問い続け、考えてもらうこ
とが必要であり、その役割を担うのがディレクターなのです」
親しみやすい雰囲気と巧みな話術で、プロのノウハウを惜しみなくお話しくだ
さった上田さんに、先生方だけでなく事務局からも「聞いてよかった!」と感
激する声が多々聞こえてきました。

●オルカライブ先見日記


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▲▲▲プロに聞きました。(第4回)
「憧れと敬意」
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「プロは、どうやってホームページをつくっているんだろう?」
その素朴な疑問を解決するために、J-KIDS大賞公式サイトの制作を担当してい
る佐味千珠子さんに、お話を伺っています。
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地域にとっての学校の存在、って大きいと思うんです。特に小学校は、中学校
や高校以上に、地域の人たちが入りやすく、手伝いやすい空間です。今の小学
生を見守っているのは、かつてその小学校に通っていた人たち、というのは珍
しくない話だと思います。

学校が公民館を兼ねている地域は、地域の人が気軽に学校を出入りしているん
ですよね。そうすることで、大人は子どもを、子どもは大人を身近に感じられ
るし、地域の人たちは学校を知ることができる。
ホームページも、同じように、子どもと大人、学校と地域の距離を縮めるため
に、一役買うことができるのではないでしょうか。学校がその地域のものであ
るように、学校ホームページが地域のホームページになっていく気がします。

また、今までは知らなかった学校の、見ることができなかった中の様子を覗け
るようになったことで、今まで学校に接点を持たなかった人たちも、学校を知
り、応援したいと思うようになったと思います。私もそのひとりです。
そういう意味でも、ホームページが果たす役割は大きいと思っています。

今まで学校に接点がなかった分、今、学校ではどんなことが行なわれているの
かに興味があります。いわゆる勉強だけではなくて、将来大人になったときに
役に立つような気づきが得られる授業も行なわれているのだろうか、とか。

−最近は、例えば総合学習等で農業や商業などについて学ぶときに、ただ見学
するのではなく、実際に体験する機会を設けている小学校もあるようですよ。

素敵ですね! いろんな大人がいる、いろんな世界があることを知るのは、将
来の自分の姿を思い描く上でとても大切だと思います。「ああいうふうになり
たい」と思うきっかけになりますよね。
大人への憧れの気持ちが、成長することへの喜び、将来への楽しみにつながる
ような気がするのです。

−確かにそうですね。ちょっと話がずれてしまうんですが、お祭りのさかんな
土地は、若者が地元にちゃんと根付いている気がするんです。だから、若い人
が多い分、元気がある。
では、なぜ若者が地元を離れないか? それは、若者たちが「ああいうふうに
なりたい」と思うような格好いい大人が、身近にいるからだと思うんです。そ
の地域の中に憧れが存在する。お祭りで活躍している親や近所のおじさん、お
ばさんたちを見たら、憧れずにはいられないと思うんですよね。

そうなんですよね。大人、特にお年寄りが敬意と崇拝の対象となっている社会
は、人々がまとまっているし、毎日の生活がとても丁寧です。アジアの他の国
を見ていても、同じような印象を受けますね。
勝ち負けではなくて、日々の何でもないこと、当たり前のことの積み重ねに対
する敬意と感謝が、自分の中で誇りや自信につながっていくように思います。
(次回に続きます)


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★★★J-KIDS大賞2005・県代表校からのメッセージ(第5回)
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J-KIDS大賞2005で、見事!県代表校に選ばれた全51校に、喜びの声・意気込
みを伺いました。(お返事をいただいた順にご紹介しています)
各小学校のホームページは、J-KIDS大賞公式サイトの以下のページからご参照
ください。

■J-KIDS大賞公式サイト(決定!県代表校)

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★千葉県代表:印西市立大森小学校
これまで様々な方に支えられながら、本校が選出されたのだと深く感謝するば
かりです。子どもたちも喜んでおり、そのことがまた学校の活性化につながる
と感じます。これからもご指導よろしくお願いいたします。

★神奈川県代表:横浜市立能見台南小学校
2年連続で神奈川県代表に選ばれ、本校のホームページを評価されたことを大
変喜んでおります。本校のいろいろな学習素材を学習活動に使えるホームペー
ジ作りに心がけております。

★島根県代表:出雲市立神戸川小学校
私たちは、開かれた学校の一側面として、日々ホームページを公開、更新しな
がら、学校の情報を発信しています。神戸川小学校は校舎改築の真っ只中で、
未来に向かって大きく踏み出そうとしているところです。今回、県代表校に選
ばれ、職員一同喜んでおり、今後の歩みに大きな励みとなりました。

★新潟県代表:新潟市立太夫浜小学校
3年連続で受賞させていただき、大変光栄に思っています。この3年間、J-KI
DS大賞での入賞を目標に、選考基準をクリアできるようにがんばってきました。

★熊本県代表:相良村立相良南小学校
本年度、代表に選んでいただき、本当にありがとうございます。特別なものを
用意しているわけではなく、毎日、普段の子ども達の様子をコツコツ紹介して
います。一度、ご覧になってください。

★香川県代表:庵治町立庵治第二小学校
香川県代表に選んでいただきありがとうございます。私たちの活動が全国的に
注目されるチャンスだと喜んでいます。これを励みに今後も全国の方々に私た
ちの活動を発信し続け、ハンセン病啓発活動に努めたいです。

★高知県代表:四万十市立中筋小学校
評価してもらって素直に嬉しいなあというのが一番の感想です。中筋小ホーム
ページは公開して1年と少し、まだまだ不十分なホームページです。この機会
を活かして等身大の学校や子どもたちの様子を頑張って公開していこうと思い
ます。

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受賞校のみなさん、本当におめでとうございました!


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●●●J-KIDS大賞事務局便り
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J-KIDS大賞事務局の片桐です。
ホームページサミットでは、【J-KIDS通信】の記事を書くために、ほぼ全プロ
グラムに同席させていただきました。

そのときに強く感じたのは、先生方の抱えている問題点や悩みは、別に小学校
のホームページに限ったことではない、ということです。私自身も社内外のホ
ームページ制作に関わったことがありますが、先生方と同じような問題点や悩
みにぶつかりました。
ですから、サミットでは、講演を聞けばふむふむとメモを取り続け、先生方の
実例を伺っては、なるほどと感嘆してばかりいました。

「日々是勉強」と言いますが、至るところにヒントは存在するものです。感度
高く、少しずつでもいいからコツコツと。チャレンジ精神旺盛な先生方の日々
の取り組み、熱い思いに、改めて刺激を受けた2日間でした。
その刺激を、メルマガを通じて、少しでもお伝えできれば、と思っています。
ホームページ担当の先生も、ホームページ担当ではない先生も、教職以外の立
場にいらっしゃる方も、引き続きお楽しみいただければ幸いです。


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◆◆◆おしらせ
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★「応援団賞」投票受付中★・・・いよいよ9/25(日)24:00まで!

応援団賞投票も、とうとうこの連休が終わるまでとなりました。みなさんは、
すでに投票されましたか?
県代表校等51校のホームページの中から、あなたが応援したい小学校を1校
選んで、J-KIDS大賞公式サイト上から投票してください。一番応援数の多かっ
た小学校1校に「応援団賞」をお贈りし、表彰式にご招待いたします。

■J-KIDS大賞公式サイト(応援しよう!あなたの県代表校)
  ※投票はおひとり1回のみとさせていただいております。

元気いっぱいの子どもたちの声があふれる51校。いずれも甲乙付け難い状態
ではありますが、応援どうぞよろしくお願いします!


では、また来週、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

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□ J-KIDS通信 〜全日本小学校ホームページ大賞〜
■ http://www.j-kids.org/
□ 編集・発行元    :J-KIDS大賞実行委員会事務局
■ 配信ペース     :毎週金曜日
□ ご感想・お問い合わせ:info@j-kids.org
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□  件名を「配信停止」としてご連絡ください。
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