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J-KIDS通信

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        【J-KIDS通信】(第12回)[2005/09/02]
          〜全日本小学校ホームページ大賞〜
            http://www.j-kids.org/
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こんにちは。J-KIDS大賞事務局・片桐実也子です。
ふと見上げると、先週よりも、ほんの少し空が高くなってきました。気温は変
わらなくても、ほんのり秋の日差し、秋の風です。
みなさんも、どこかで小さい秋を見つけたら、ぜひ教えてくださいね!

では、今週の【J-KIDS通信】も元気いっぱいでまいりましょう!

▽目次
■■■小学校ホームページサミット・レポート
▲▲▲プロに聞きました。
★★★J-KIDS大賞2005・県代表校からのメッセージ
●●●J-KIDS大賞事務局便り
◆◆◆おしらせ

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■■■小学校ホームページサミット・レポート(第2回)
【講演2】 「情報社会における学校ホームページの展望」
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8月5日(金)−6日(土)に行なわれた「小学校ホームページ・サミット」
の模様をお伝えします。
さらに詳細な内容は、後日、J-KIDS大賞公式サイト上でご紹介します!
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続いて、【J-KIDS通信】のコラムでもおなじみ、国際大学グローバル・コミュ
ニケーション・センター助教授の豊福晋平先生の講演です。
豊福先生は、10年ほど前から学校ホームページの研究をされており、J-KIDS
大賞では第1回目から実行委員としてご参画いただいています。
が、実は「J-KIDS大賞」として講演されるのは今回が初めて、とのこと。
「情報社会における学校ホームページの展望」というテーマで、お話しいただ
きました。

「学校は、学校の外にいる人たちから見ると、実は何をやっているかわからな
い閉ざされた場所です。加えて、外部から学校教育を批判されることがあって
も、学校は否定も反論もしないので、何を考えているかわかりません。人々の
中にはマスコミが作り出す荒廃した学校イメージしかないから、どうしても学
校をネガティブに捉えてしまうという傾向があります」

そんな中、学校ホームページは、ありのままの学校、真実の学校を伝えるため、
理解を得るための重要なメディア、と豊福先生は断言します。
「『誰に、何を伝えたいか?』『何のためのホームページなのか』を常に考え、
積極的に情報公開することで、いちばん身近な、いちばん信頼して欲しい人た
ち、いわゆるステークホルダの信頼を克ち得ることができるからです」

「学校で何が起きているか? 学校が何を考えているか? 学校内外での人間
関係、子どもたちの学習活動とその成果等、学校のすべての活動プロセスがそ
のままホームページに現れます。ホームページを見たときの印象が、そのまま
学校全体の印象になるのです」
だからこそ、担当者ひとりの目線でつくるホームページではなく、学校経営全
体を見据えたホームページであってほしい、たくさんの人に関わってもらうこ
とで、多面的なホームページ、多面的な学校を伝えてほしい、と語る豊福先生。

「J-KIDS大賞は、そんな学校や先生方をこれからも応援していきたいと考えて
います」
熱いメッセージで締め括られた講演は、学校の外から学校を見ている人の意見
を聞く機会が少ないこと先生方にとっては、日々の取り組みを理論的、客観的
に理解することができた、と非常に好評でした。


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▲▲▲プロに聞きました。(第1回)
「『Webデザイン』というお仕事」
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「プロは、どうやってホームページをつくっているんだろう?」
ホームページをつくろうとする人、あるいはつくったことのある人なら、1度
は考えたことがあるかと思います。その素朴な疑問を解決するために、J-KIDS
大賞公式サイトの制作を担当している佐味千珠子さんに、お話を伺いました。
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−佐味さんのお仕事は、肩書きとしてはどのようになるんですか?

名刺上は「Web制作/デザイン」と説明しています。
Webデザインが主な仕事ですが、最近はディレクションを担当させていただ
くことが多くなりました。

−「ディレクション」とは何ですか?

何を、どう、つくるか、を考え、具体的な形にするための制作指揮を行うこと、
とでも言えばいいのでしょうか。
なぜつくるのか?、何のためにつくるのか?、どんなものをつくるのか?、を
みんなで考え、話し合い、イメージをまとめます。さらに、そのイメージを具
体的な形にするために、さまざまな人や物を集めたり、調整したり、みんなの
目指す方向性やイメージがブレないようにしたりします。
ディレクションを行なう人が、ディレクターです。例えば、映画で言えば映画
監督、家を建てるときであれば棟梁、というような存在ですね。

−確かに、まだ目に見えていないものを具体的にするとき、特に複数の人たち
でひとつのものをつくるときには、みんなの頭の中にある完成図が同じものに
なっていないと、予想と全然違うものができてしまいますよね。

そうなんです。だから、ホームページに限らず、何かものを生み出したり表現
したりするときには、まずはとにかく話し合います。
その中で出てくるさまざまな要望、プロの場合はクライアントの求めるもので
すね、それと実現に向けて存在するあらゆる条件を上げ、その中で、何をどう
表現するのか、を考えていきます。
みんなの考えたことや想いを、どう結果に出していくか、どう具体的な形にし
ていくか、これがデザインの役割です。

−ホームページをつくる、というと、どうしても「どんなホームページにしよ
うかな」と見た目や載せる内容から考えがちですが、そうではないんですね。

何のためにつくるのか、が明確だと、制作過程の中で、目指す方向や形がブレ
ないんです。実現に向けて表現すべきことが見えやすくなり、大きな支えにな
ります。だから、みんなで話し合うこと、納得し合うことは、何かをつくる上
でとても重要な過程です。そのためにも、みんながお互いを理解し、より良い
人間関係を築いていくことが必要になります。
もっとも、これはデザインに限らない話ですよね。学校でも会社でも、何かに
取り組むときには、やっぱり良い人間関係が大切になってくると思うんです。
それと同じことかな、と思います。(次回に続きます)


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★★★J-KIDS大賞2005・県代表校からのメッセージ(第2回)
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J-KIDS大賞2005で、見事!県代表校に選ばれた全51校に、喜びの声・意気込
みを伺いました。(お返事をいただいた順にご紹介しています)
各小学校のホームページは、J-KIDS大賞公式サイトの以下のページからご参照
ください。

■J-KIDS大賞公式サイト(決定!県代表校)

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★青森県代表:五所川原市立市浦小学校
2年連続の代表大変うれしく思っております。昨年度の選考結果をみて本校ス
タッフの間では、自分たちのスタンスでできることをやっていこうという共通
理解ができました。今年もより多くの情報を保護者に発信します。

★東京都代表:江東区立辰巳小学校
東京都の代表に選んでいただき感謝しています。もっとも学校数の多い東京都
から選出されていますので、それに恥じないように今後もサイト運営に力を入
れていくつもりです。

★滋賀県代表:東近江市立布引小学校
実績のあるホームページが県下に数多くある中、本校ホームページが県代表に
選ばれ光栄に思っています。まだ試行錯誤の運営です。他校の優れたところを
学びながら、よりよいものにしていきたいと思っています。

★長崎県代表:琴海町立村松小学校
リニューアルして1年程度の今年度、まさか県代表校に選ばれるとは思ってい
ませんでした。この受賞をきっかけにして一層充実させるよう努力したいと考
えています。

★鳥取県代表:倉吉市立灘手小学校
全国大会に選ばれたことをうれしく思います。本校のホームページは、保護者
と地域の方への情報発信を目的にして開設しました。子ども達の生活をお伝え
できるようがんばっていきたいと思います。

★山梨県代表:北杜市立増富小学校
まさか、2年連続で選ばれるとは思ってもみませんでした。何の効果も凝った
内容もないホームページですが、山梨県で一番小さい学校のがんばりを県内外
の皆さんに知っていただくいいチャンスだと思っています。これからも全校児
童9人のパワーを情報発信していきたいと思います。

★福島県代表:郡山市立行健第二小学校
選考いただきとてもうれしいです。これを機に、子どもたちや保護者、地域の
皆さんに親しまれるホームページを目指し、学校のことをご理解いただけるよ
う、今後もなお一層の充実を図っていきたいと思います。

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受賞校のみなさん、本当におめでとうございました!


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●●●J-KIDS大賞事務局便り
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J-KIDS大賞事務局の高畑です。
9月に入り、急に秋の気配が感じられるようになりましたね。

先日、私の娘が通う小学校も、来年度から2学期制になると聞きました。
2学期制になると、何がどう変わるの?、メリットは何?、という疑問が沸い
てきました。
小学校の教育体制が変わるのは子供にとっても、親にとっても大きな問題です。
保護者会などで説明会があるのでしょうが、こういう時にこそ、ホームページ
でしっかり情報を発信してほしいものです。特に、保護者会に出られない父親
にとっては、ありがたいことだと思います。

ゆとり教育の見直しなども含めて、これから小学校での教育が変わってくるで
しょう。
子供達が、学校で何をどのように学んでいるの? それを伝えるのも、ホーム
ページの大きな役割であり、ひとりの親としても期待したいところです。
残念ながら、私の娘の通う学校のホームページは化石と化しています・・・。


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◆◆◆おしらせ
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★「応援団賞」投票受付中★

みなさんは、もう応援団賞に投票されましたか!?
J-KIDS大賞でも、選挙に負けない熱意と共に、応援団賞の投票を受付中です。
県代表校等51校のホームページの中から、あなたが応援したい小学校を1校
選んで、J-KIDS大賞公式サイト上から投票してくださいね!
一番応援数の多かった小学校1校に「応援団賞」をお贈りし、表彰式にご招待
いたします。

■J-KIDS大賞公式サイト(応援しよう!あなたの県代表校)
  ※投票はおひとり1回のみとさせていただいております。

みなさんの想いを託した1票、お待ちしております☆


では、また来週、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

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□ J-KIDS通信 〜全日本小学校ホームページ大賞〜
■ http://www.j-kids.org/
□ 編集・発行元    :J-KIDS大賞実行委員会事務局
■ 配信ペース     :毎週金曜日
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