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J-KIDS通信

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              【J-KIDS通信】(第19回)[2006/10/20]
                 〜全日本小学校ホームページ大賞〜
                     http://www.j-kids.org/
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J-KIDS大賞事務局の高田です。

学校を舞台とした悲しい事件が続いています。「いじめ」とは実にいや
な言葉ですね。私の娘はまだ4歳の保育園児ですが、ニュースを見ながら、
「いじめって何?」と私に聞くのです。言葉を失います。
追い込まれて短い人生を終えた子供たち、そして親御さんの気持ちを考え
ると暗澹たる気分になります。
学校が、社会が、子供達を守っていくために、いま何をなすべきか考えさ
せられます。きっと難しい問題が沢山あるのでしょうが、きっと解決策が
あると信じたい。「学校の日常を社会と共有する」という小学校ホームペ
ージの姿勢も、解決に向けた小さな取組みの一つではないかと思ったりし
ます。ともあれ、悲しい事件がもう続かぬよう願ってやみません。

ところで、私の娘は、今日、保育園の近所の畑で芋ほりだそうです。昨晩
は、リュックサックを枕元に置いて寝ていました。全国の小学校でも、
低学年の子供たちは芋ほりを楽しんでいるのでしょうね。
  
▽目次
▼1▼豊福晋平実行委員による県代表選考項目解説
■2■J-KIDS大賞事務局だより
◆3◆J-KIDSサミットの報告 その5

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▼1▼ 豊福晋平実行委員による県代表選考項目解説(第17回)
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J-KIDS大賞実行委員のお一人でもいらっしゃる、豊福晋平先生に県代表選
考における選考項目について解説していただくコーナーです。
今回は、『児童によるページ構成』についてお届けします。

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「項目解説(その17) 〜『児童によるページ構成…児童委員会やクラブ
活動によるサイト一部の編集構成』」

この項目は、委員会やクラブ活動の一環として、サイトの一部の編集や構
成を児童が担当している場合に該当します。児童の編集制作参加は、J-KIDS
大賞が当初から理想のひとつとして、たいへん重要視しているものです。
子どもたちが毎日投稿するようになると、驚くほどホームページが活気
づき、内容も一段と豊かなものになります。ホームページは技術的課題も
あって、どうしても大人からの情報に偏りがちですが、複数の子どもたち
の視点が加われば、学校の様子がよりリアルにかつ立体的に伝わるように
なります。

児童の取材編集参加は、学校サイトの成長段階におけるひとつの最高到達
点であり、これを実現することはけっして容易ではありません。まず、
学校組織としての学校サイトの位置づけが確立していなければ、委員会や
クラブ活動で子どもたちを動員することはかないませんし、子どもたちが
連日の投稿作業をこなすためには、技術的な指導のみならず、取材、作文、
編集、段取り力にも高いスキルが要求されます。

学校サイトは学校外部とつながるライブなメディアなので、要求水準が高
い反面、子どもたちが獲得するスキルや責任感、役割へのあこがれも大き
いものです。子どもたちが連日投稿する学校へ取材でお邪魔すると、子ど
もたちから逆取材を受けることが多いのですが、質問項目を事前に用意し
たり、デジカメを駆使しながら手早く取材メモをまとめたりする様子には
しばしば驚かされます。これらのスキルは毎年委員会・クラブ活動の一環
として、6年生から5年生へと引き継がれる体制になっているそうで、
学校サイトのクオリティを維持するうえでも重要な活動になっていること
が分かります。

この項目は、難易度の高さゆえ該当例が非常に限られるのですが、J-KIDS
大賞開設4年目にして、ベスト10にノミネートされる学校の多くに
児童参加が見られるようになったことは、コンテスト企画者として喜ばし
い限りです。

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■2■J-KIDS大賞事務局便り
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事務局の松前です。
小学校ホームページの中で「○○小美術館」「○○小ギャラリー」などと
題された児童の作品を掲載しているコンテンツが私はとても好きです。

小学校時代、上手に描けた作品を母に家で保管してもらっていましたが、
何回かの引越しで全て処分してしまいました。もしホームページが
当時あったら20年前に描いた絵を、今見て懐かしむことができたかも
しれません。そんなわけで、児童のみなさんの絵が綺麗に大きく掲載
されているのを見ると、とても羨ましく思います。

こんなふうに見る側がたくさんの画像が掲載されているホームページを
楽しみにしている一方で、学校側はサーバーの容量が小さいことや、
更新時間がとれないことに苦労されているのが現状です。8月に開催
されたサミットでは行政の支援や働きかけが必要だと感じておられる
先生が多くいらっしゃいました。難しい問題なのですかね・・。

そうそう先日、古希を迎えた義理の母にパソコンをプレゼントしました。
使いこなせるまでにはちょっと時間がかかりそうな感じでしたが、
楽しみの幅も広がると思うので頑張ってもらいたいな、と思っています。
小学生にはまだ負けていられないのでは!?

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◆3◆J-KIDSサミットの報告 その5
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8月7日(月)から8日(火)にかけて、小学校ホームページサミットを
開催しました。全国から小学校の先生方にお集まりいただき、講演と討論
会が行なわれ、有意義な二日間となりました。

その内容を順次、J-KIDS大賞の公式サイトに掲載しております。
第5弾として「分科会B:学校ホームページへの興味喚起と交流について」
をアップしましたので、是非ご覧下さい。

◆J-KIDS大賞公式サイト(サミット報告)

では、また来週、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

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□ 編集・発行元    :J-KIDS大賞実行委員会事務局
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