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『J-KIDS2006小学校ホームページサミット』リポート

2006年8月7日 (月)・8日 (火)、東京都内にある株式会社損害保険ジャパンの研修施設を利用して、「小学校ホームページ・サミット」を開催しました。
全国から小学校ホームページに関わる先生方にお集まりいただき、4つの講演と2つの分科会、全体討論会が行われました。
先生方の情熱が凝縮された2日間。地域との連携についてや、日々の活動での課題、継続し続ける中にどのような変化を見出しているかなど、真剣かつ活発な議論が展開され、たくさんの交流がありました。このサミットをきっかけに交流を始められた学校もあるとのご報告もあり、サミットが小学校ホームページのさらなる充実、発展の一助になることを願っています。


講演1:『学校からの情報発信としてのホームページ
山口睦子

神奈川県相模原市立橋本小学校校長 ( J-KIDS大賞2005: ベスト8受賞校)

 
ホームページを立ち上げて3年、年々内容を充実させ、2005年にJ-KIDS大賞全国ベスト8入りも果たした橋本小学校。同じように小学校ホームページの充実を目指して、制作に携わる皆さんから多く寄せられるのは、ホームページの可能性を感じながらも、コンテンツを充実させ、更新を続けていくことの難しさや、個人情報保護の観点からの具体的な対策を知りたいといった声です。橋本小学校では、ホームページの運営で生じるさまざまな課題にどう向き合い、どう解決しているのでしょうか。

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講演2:『ウェブサイトを軸にした学校情報戦略
豊福晋平

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教授,J-KIDS大賞実行委員

 
豊福さんが学校ホームページの研究を始めたのは今から10年以上前のこと。学校ホームページの情報を提供するサイトを運営し、J-KIDS大賞の第1回目からの実行委員も務めています。しかし「課題は非常に深刻」と豊福さん。それはホームページの意義が理解されず、情報公開のリスクばかり取り上げられがちなため。学校の閉鎖・萎縮傾向が、かえって周囲の不信を呼ぶ負のループが、学校やホームページに対する逆風になっています。

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講演3:『学社融合 〜学校づくり・子育ち・まち育てはセットでできる!
岸 裕司

株式会社パンゲア代表取締役,秋津コミュニティ顧問,学校と地域の融合教育研究会副会長

 
現在、本業のかたわら、まち育てコーディネーターとして、各地を飛び回る岸さん。活動の発端は、ビジネスで培った「融合の発想」でした。岸さんは、学校づくり、子育ち、まち育ての3つは切っても切れない関係にあると語ります。それは、生涯学習の場として住民が学校の授業を協働し、余裕教室や花壇などの施設も共用・開放する中で、まちづくりの拠点に学校がなるという、新しい発想です。これを実現した千葉県習志野市の秋津では、学校を核に地域交流が活発になり、児童数も増え始めているそうです。

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分科会A:『学校経営とホームページ、個人情報保護への対応について

 
学校経営の中でホームページをどのように展開しているのか、また周囲の理解をどのようにして得ているのか。さらに個人情報保護にはどう対処すればいいのか--。ここでは5校の先生による報告と、その意見交換の要点をご紹介します。

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分科会B:『学校ホームページへの興味喚起と交流について

 
学校ホームページは多くの人の興味と参画をもって、初めて充実させることができます。読者の関心を高めるにはどうすればいいのか。また他校や社会と交流していくには、どうすればいいのか--。分科会Aに続き、5校の先生による報告とその意見交換の要点をご紹介します。

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講演4:『知のポータルプロジェクト 〜こどもBOOKポータル“ほんどこ”
シスコシステムズ株式会社

 
インターネットの普及と反比例するかのように、近年、子どもの本離れが進んでいます。この2つの特性を結びつけたのが、こどもBOOKポータル「ほんどこ」。インターネットで子どもの好奇心を喚起し、読みどころなど読書の仕方を教えながら本の世界へと誘い、本を読むことで子どもたちの可能性を広げていく。インターネットを活用して書籍という知財を幅広く共有するだけでなく、知力の育成と、さらに将来のビジョンを描いて行動できるようナビゲートしていくことを目的した壮大なプロジェクトです。

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全体討論会:『技術面に関する課題と工夫について

 
白熱した意見が交わされた2日にわたるホームページサミットも、いよいよ終幕。最後のプログラムは全員参加の意見交換会です。事前に行ったアンケート調査で関心が高かった話題といえば、ブログです。ここでは、ブログをはじめとした技術面について、どのような課題を抱え、また工夫しながら運営しているのか、3つの小学校の事例をもとに意見交換を行いました。実務の参考になる議論です。

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